1.電池の捨て方は種類によって異なる
電池には主に以下の4つの種類があり、それぞれに適した捨て方があります。
・電池・コイン形リチウム乾電池|自治体の指示に従う
・ボタン形電池|ボタン電池回収缶で回収
・小型充電式電池|小型充電式電池リサイクルBOX
・大型充電式|電池販売店やメーカーに問い合わせる
これらの電池を誤った方法で処分すると、環境汚染や発火の原因となることがあるため、正しい処分を行うことが非常に重要です。まずは、それぞれの電池の正しい捨て方を詳しく見ていきましょう。
●乾電池・コイン形リチウム乾電池|自治体の指示に従う
「乾電池」や「コイン形リチウム乾電池」は自治体のルールに従って処分します。多くの自治体では、乾電池を「不燃ゴミ」や「有害ゴミ」として指定した方法を案内しているので、各自治体のゴミ出しの情報を確認しましょう。
●ボタン形電池|ボタン電池回収缶で回収
「ボタン電池」は、時計や体温計などの小型機器に使用される電池です。主に以下の種類があります。
・アルカリボタン電池
・酸化銀電池
・空気亜鉛電池
・コイン型リチウム電池
捨て方は、自治体の指示に従うか、ボタン電池回収協力店に設置されている回収ボックスを利用して処分しましょう。回収協力店は以下のようなお店が挙げられます。
・家電量販店
・ホームセンター
・眼鏡売り場
回収協力店は、一般社団法人電池工業会のサイトで確認できます。処分する際は、お住まいの地域に対応している店舗を調べてみてください。
古いボタン電池には微量の水銀が含まれている場合があるため、環境に配慮した処分が大切です。必ず指定の場所に捨てましょう。
●小型充電式電池|小型充電式電池リサイクルBOX
「小型充電式電池」は充電して繰り返し使える電池のことです。主に以下の機器で使われています。
小型充電式電池の種類 | 用途 | 再利用できる金属 |
ニカド電池 | 電動工具・コードレステレホン | ニッケル・鉄・カドミウム |
ニッケル水素電池 | デジタルカメラ・電動自転車・ポータブルCD/MDプレーヤーなど | ニッケル・鉄 |
リチウムイオン電池 | ビデオカメラ・ノートパソコンなど | コバルト・鉄・アルミ・銅 |
小型充電式電池にはニッケルや鉄など、再利用可能な金属が含まれています。捨て方としては、自治体の指示に従うか、スーパーや家電量販店の地域拠点で回収することも可能です。以下はリサイクル可能なマークで、地域拠点となるお店に掲示されています。

画像元:新座市ホームページ
お店に立ち寄った際にこのマークを見つけたら、小型充電式電池を処分できる店舗です。不要になった電池を持参してリサイクルに協力しましょう。
●大型充電式電池|販売店やメーカーに問い合わせる
家庭用蓄電池やポータブル電源などの「大型充電式電池」は、リサイクル対応がされていないため、以下の場所に問い合わせて捨て方を確認してください。
・販売店
・メーカー
・施工業者
多くの場合、販売店やメーカーが引き取りや処分を行う仕組みが整っています。処分費用が無料の場合もあるため、まずは購入先に問い合わせてみましょう。適切な方法で処分することで、安全性を確保しながら環境への配慮もできます。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、廃棄になった時の無料回収に対応しています。やり方は段ボールにポータブル電源を入れて、指定の宛先に送るだけ。将来、処分に困る心配なくお使いいただけます。
関連人気記事:リチウムイオン電池の廃棄方法は?スマホからポータブル電源の場合まで紹介
2.電池の捨て方についての2つの注意点
電池の捨て方については、以下の2点に気をつけましょう。
・端子部分にテープを貼ってから捨てる
・液漏れした電池はビニール袋に入れて捨てる
順番に解説していきます。
①端子部分にテープを貼ってから捨てる
電池を捨てる際は、必ず電池の端子部分(プラス極・マイナス極)に絶縁テープやビニールテープを貼ってから捨てるようにしてください。なぜなら、電池のプラス極とマイナス極が露出したまま捨てると、他の金属や電池と接触してショートする危険があるからです。
ショートとは、電気回路において本来流れるべき回路ではない場所に電流が流れる状態を指します。ショートが発生すると廃棄物処理の過程で発火し、大きな事故につながる恐れがあるため非常に危険です。
電池の端子部分にテープを貼っておけば、ショートする危険性を防げます。安全に電池を処分するためにも、必ずテープを貼ってから捨てましょう。
②液漏れした電池はビニール袋に入れて捨てる
液漏れした電池には腐食性の化学物質が含まれており、直接触れると皮膚に炎症を引き起こす恐れがあります。処理する際は必ずゴム手袋を着用し、電池をビニール袋に入れて密封してください。
また、液漏れした電池は他の電池と一緒に混ぜて捨ててはいけません。混ぜて捨てるとショートし発火や爆発の危険性があるほか、収集や分別を行う作業者が気づかずに直接触れて被害を受ける可能性もあります。必ずビニール袋に個別に入れて処分するようにしましょう。
なお自治体によっては、液漏れした電池の捨て方を特別に指定している場合もあります。事前に自治体の指示を確認し、正しい方法で処分するよう心がけましょう。
3.電池を燃えるゴミに捨ててはいけない4つの理由
電池の種類の確認や分別が面倒だからといって、燃えるゴミに捨ててはいけません。電池は適切に処理されないと、さまざまな問題を引き起こします。以下では、その理由を4つの観点から詳しく解説します。
・環境汚染リスクの増加
・火災リスクの増加
・社会的コストの増加
・リサイクル資源の損失
順番に解説していきます。
①環境汚染リスクの増加
電池には以下のような物質が含まれています。
・鉛
・カドミウム
・水銀
・リチウム
これらの物質が燃えるゴミと一緒に焼却されると、高温で分解されて有毒ガスが発生し、大気を汚染する恐れがあります。有毒ガスは環境だけでなく、人間や動物の健康にも悪影響を及ぼすため非常に危険です。
また焼却処理では電池の金属や有害物質が燃え尽きず、残骸が埋め立て処分されることがあります。埋め立て処分された場合、雨水と反応して電池内部の有害物質が漏れ出し、土壌や地下水を汚染するリスクが高まることも問題です。
人体や環境へ配慮するためにも、電池は適切な方法で処分するようにしましょう。
②火災リスクの増加
電池の中でもリチウム電池は発火しやすい性質を持っています。電池が燃えるゴミとして捨てられた場合、ゴミ収集車や処理場で他の金属と接触する恐れがあり非常に危険です。最悪の場合ショートを起こして発火する恐れもあります。
実際にゴミ処理場やリサイクル施設での火災事故が度々発生しており、その原因の多くが電池の不適切な処分によるものとされています。
参考:ゴミ収集車焼けた火事 リチウムイオン電池が火元か|NHK 広島のニュース
こうした火災は車両や施設の設備を破壊するだけでなく、負傷者や死者を出す大規模な事故につながる可能性があります。そのため電池の正しい捨て方を把握することが非常に重要です。
③社会的コストの増加
電池を適切に処分しないことで環境汚染や火災が発生すると、処理コストが発生し社会全体で負担を負うことになります。
例えば環境汚染が進んだ場合、汚染された土壌の除去や地下水の浄化が必要です。またゴミ収集車や処理場で火災が発生すれば、その復旧や修繕に多額の費用がかかります。
実際に令和4年9月に福井県越前町の鯖江クリーンセンターで、リチウムイオン電池が原因とされる火災事故が発生。この事故による被害額は約1,510万円に上り、その修繕費用には市民の税金が充てられることとなりました。
参考:越前町「鯖江クリーンセンター内で火災が発生しました」
さらにゴミ収集車や処理施設が被害を受けると、収集が停止し住民の衛生環境に悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため電池は必ず自治体のルールに従い、適切な方法で廃棄することが重要です。
④リサイクル資源の損失
電池には以下の金属が含まれています。
・ニッケル
・リチウム
・コバルト
・鉛
・銀
・鉄
・アルミ
・銅
これらは再利用可能で、新しい製品の製造に活用できる貴重な資源です。しかし燃えるゴミとして捨ててしまうと、再利用されずに終わってしまいます。
特にリチウムやコバルトは、電気自動車(EV)のバッテリーなどに使用される重要な金属です。現在では電気自動車の普及で世界的に需要が高まっており、資源の将来的な枯渇が懸念されています。
参考:xEVに必須のレアメタル「コバルト」の安定供給にオールジャパンで挑戦|エネこれ|資源エネルギー庁
資源を無駄にせず再利用するには、一人ひとりが電池を正しく処分することが大切です。小さな行動が資源の有効活用や環境保全につながることを忘れず、責任ある処分を心がけましょう。
4.リサイクル可能で、電池のゴミを減らす4つの方法
電池は安価で手軽に使える便利なアイテムですが、種類によって捨て方が異なり、面倒に感じる人もいるかもしれません。
そこでここからは、電池のゴミを減らすための4つの方法をご紹介します。
・充電式電池を使う
・ポータブル電源を導入する
・太陽光発電を利用する
・家電をUSB充電対応のものに切り替える
これらの方法は繰り返し使えてリサイクルも可能なため、環境に優しい選択です。導入にはコストがかかりますが、長期的にはコスト削減や環境保全につながります。できることから始め、ゴミ削減の一歩を踏み出しましょう。
①充電式電池を使う
使い捨ての乾電池を充電式電池に切り替えることで、電池のゴミを大幅に減らすことができます。充電式電池は1つの電池で数百回以上繰り返し使用できるため、長期間にわたって使い続けられるのが最大のメリットです。
特にリモコンやおもちゃなど、日常的に使用する機器は電池の寿命が短いものも少なくありません。充電式電池を使えば電池交換の頻度が減り、手間を省くことができます。
また充電式電池は価格が3,000円前後と手頃で、低コストで始められるのが魅力です。使い捨て乾電池を繰り返し購入する必要がないため、環境にも家計にも優しい選択といえるでしょう。
②ポータブル電源を導入する
ポータブル電源は家庭の電力を蓄えて使用できる大容量バッテリーです。電力が切れてもコンセントから繰り返し充電ができます。持ち運びができるため、日常使いはもちろん、災害時やアウトドアなど、さまざまなシーンで活用できるのも特徴です。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、長寿命のリチウムイオン電池を採用。毎日使った場合でも約10年間使用できる耐久性を実現しています。また自社で回収サービスを行っており、各部品をリユースすることで資源の再利用を促進。廃棄物削減にも貢献しています。ポータブル電源を選ぶ際にはJackery(ジャクリ)を検討してみてください。
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③太陽光発電を利用する
太陽光発電を利用することも電池を削減する方法の一つです。太陽光の力を利用すれば、電池だけでなく家庭の電力を使わずに電気を利用することができます。
さらに蓄電池やポータブル電源を組み合わせれば、太陽光で発電した電力を蓄え、必要なときに使用することが可能です。電気を買う頻度が減り、電気代を節約できます。余計なエネルギーを消費しないため、地球環境への配慮につながるのもメリットです。
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④家電をUSB充電対応のものに切り替える
乾電池を使用する家電をUSB充電対応の製品に切り替えることも、電池ゴミを減らす効果的な方法です。最近では以下の製品を中心にUSB充電対応のアイテムが幅広く登場しています。
・懐中電灯
・LEDライト
・キーボード
・マウス
・卓上クリーナー
USB充電対応の製品は、USBケーブルを挿して充電するだけで使えるため、電池交換の手間がかからないのがメリットです。また充電しながら使用できるため、バッテリーが切れても電力がある場所ですぐに利用できます。新しい機器を購入する際には、USB充電対応の製品を検討してみると良いでしょう。
5.電池の捨て方についてよくある質問
電池の捨て方についてよくある質問をまとめました。
●電池は何ゴミ?
電池は種類によってゴミの分類が異なります。一般的な乾電池は自治体によって不燃ゴミとして扱われる場合が多いです。
またリチウム電池や充電式電池はリサイクルできるため、お近くのスーパーや家電量販店などの拠点回収を利用しましょう。
●電池が取り出せないおもちゃや製品の捨て方は?
電池を取り外せない製品については、まずは自治体に確認してみましょう。「ビニール袋に入れて、電池が取り出せない旨を記載し、不燃ごみとして出す」など、自治体ごとに詳しい捨て方を教えてもらえます。絶対に燃えるごみとして捨てず、必ず指定された方法に従って適切にしてください。
●乾電池回収ボックスはどこに置いてある?
乾電池の回収ボックスは、役所やリサイクルセンターなど、自治体が指定した場所に設置されています。スーパーや家電量販店にも設置されている場合があります。設置場所は地域ごとに異なるため、最寄りの店舗や施設で確認するのがおすすめです。
●リチウムイオン電池の捨て方を教えてください。
リチウムイオン電池はリサイクルできるため、各地域や自治体が用意した拠点回収ボックスを利用して廃棄します。金属や他の電池と接触してショートしないよう、端子部分を絶縁テープで覆ってから捨てるようにしましょう。
まとめ
電池の捨て方は種類によって異なるため、種類を確認したうえで、決められた方法で処分しましょう。
・乾電池・コイン形リチウム乾電池|自治体の指示に従う
・ボタン形電池|ボタン電池回収缶で回収
・小型充電式電池|小型充電式電池リサイクルBOX
・大型充電式電池|販売店やメーカーに問い合わせる
処分する際はショートを防ぐために端子部分にテープを貼り、液漏れしている場合は個別に袋に入れて捨てましょう。
電池の処分が面倒に感じる場合、以下の方法を検討してみてください。
・充電式電池を使う
・ポータブル電源を導入する
・太陽光発電を利用する
・家電をUSB充電対応のものに切り替える
どれも初期投資はかかりますが、長期的にはコスト削減につながります。特にJackery(ジャクリ)のポータブル電源は4,000回以上の充電が可能で、リサイクル回収にも対応しています。環境に優しい暮らしをするためにも、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を検討してみてください。
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