ヒートショック対策におすすめの暖房器具6選!脱衣所・洗面所・浴室の寒さをまるっと解決

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冬場の入浴時に注意が必要なヒートショック。高齢者の入浴中の事故による令和3年度の死亡者数は年間5,097人にのぼり、その多くがヒートショックに関連していると考えられています。 

参考:消費者庁「無理せず対策高齢者の不慮の事故」 

脱衣所や浴室が寒いと、入浴時に急激な血圧変動を引き起こし、心臓に大きな負担をかけてしまいます。この記事では、脱衣所・洗面所・浴室のヒートショック対策に効果的な暖房器具とグッズを詳しく解説。ヒートショックの予防対策として安全な入浴環境を整えるポイントを紹介します。

目次

1.ヒートショック対策に使えるグッズ暖房器具6選


ヒートショック対策に使えるグッズ(暖房器具)6選


脱衣所や洗面所、浴室でヒートショック対策に使える暖房グッズ
は下記のとおりです。
 

● グラファイトヒーター

● カーボンヒーター

● ハロゲンヒーター

● パネルヒーター

● セラミックファンヒーター

● 床暖房 

以下で特徴や電気代の目安を詳しく解説します。設置場所や予算などを考慮しながら、最適な暖房器具を選びましょう。

①グラファイトヒーター|立ち上がりが早いが電気代は高め

グラファイトヒーターは、炭素製の発熱体を使用した暖房器具です。スイッチを入れてから約3秒で温まり始め、すぐに暖かさを感じられるのが特徴。遠赤外線効果で体の芯まで温めてくれます。 

一般的な消費電力は600~1,200W程度と比較的高めで、1時間あたりの電気代は約20~50円。ただし、立ち上がりが早いため、入浴前の短時間使用であれば電気代を抑えることができます。防水性能を備えた機種も多く、ヒートショックの防止目的で浴室での使用にもおすすめの暖房器具になります。 

壁掛けタイプなら省スペースで設置でき、脱衣所や洗面所の限られたスペースを有効活用できるでしょう。ただし、設置工事が必要な場合もあるので、事前に確認が必要です。

②カーボンヒーター|足元をピンポイントで温めるのに効果的

カーボンヒーターは、カーボン発熱体を使用した暖房器具です。縦方向に熱を放射する特性があり、足元を効率的に暖められます。寒い床からの冷気を防ぎ、快適な脱衣所環境を作り出すことが可能な暖房器具です。 

消費電力は400~800W程度で、グラファイトヒーターよりも電気代を3分の2程度に抑えられます。コンパクトなサイズで場所を取らず、移動も簡単です。 

首振り機能付きの機種を選べば、より広い範囲を暖められるでしょう。ただし、熱源が露出しているタイプもあるため、お子様のいるご家庭ではやけどに十分な注意が必要です。

③ハロゲンヒーター|安い&効果大だが火傷の危険あり

ハロゲンヒーターは、コストパフォーマンスに優れたヒートショック対策で使える暖房器具です。本体価格は5,000円前後からと比較的安価で、消費電力も400~800W程度と経済的。暖まるスピードも速く、すぐに効果を実感できます。 

ただし、発熱部が高温になるため、触れると火傷の危険があります。転倒時の安全装置が付いていても、小さなお子様やペットのいる家庭では使用を避けたほうが良いでしょう。また、防水性能が低い機種が多いため、浴室で使うのは避けた方が無難です。 

温度調節機能付きの機種を選べば、より快適な温度管理が可能になります。過度な暖めすぎを防ぎ、電気代の節約にもつながるでしょう。

④パネルヒーター|すぐに立ち上がるが暖房効果は弱め

パネルヒーターは、薄型で場所を取らない壁掛けタイプの暖房器具です。スリムな設計で脱衣所やトイレ、洗面所にもスッキリと設置できます。消費電力は200~400W程度と低めで、長時間使っても電気代の心配が少ないのが特徴です。目安として、400Wの機種でも8時間の使用で100円程度しか電気代がかかりません。

ヒーターパネル全体からじんわりと熱が広がり、優しい暖かさを感じられます。ただし、即暖性はやや弱め真冬のもっとも寒い時期は、ヒートショック対策として他の暖房器具との併用をお勧めします。

また、防水性能を備えた機種が多く、湿気の多い浴室でも安心して使えます。タオルハンガー付きの機種なら、あがってから使うタオルを温めるのに活用するのも良いでしょう。

⑤セラミックファンヒーター|強温風ですぐ暖まるが電気代は高め

セラミックファンヒーターは、温風で素早く空間を暖める暖房器具です。広い脱衣所でも短時間で効果を発揮し、真冬でもしっかりと部屋を暖められます。人感センサー付きの機種なら、必要な時だけ自動で運転してくれるため電気代を節約できるのもポイントです。

ただし消費電力は800~1200Wと比較的高めで、電気代は1時間あたり25~40円程度。とはいえ暖まるスピードが速いため、入浴前の短時間使用ならそこまで電気代はかさばりません。

なお、注意点として防水性能の低さが挙げられます。浴室で使うのは避け、脱衣所・洗面所のみにとどめておくのが無難です。また、温風が直接体に当たると肌が乾燥しやすくなるデメリットもあります。人に温風が直撃しない設置場所や向きにしましょう。

⑥床暖房|部屋全体が暖まるが大掛かりな工事が必要

床暖房は、床下に敷設した発熱体で床面全体を暖める暖房システムです。足元から均一に暖かさが広がり、温度差の少ない快適な空間を作り出すことができます。ホコリを巻き上げることもなく、清潔な暖房器具として注目されています。

ただし、設置には大掛かりな工事が必要で、かかる費用も高額です。水回りへの設置となるため、専門業者による確実な防水工事も欠かせません。光熱費は、電気式で1畳あたり月2,000円程度、温水式なら1,000円程度が目安となるでしょう。

温水式の場合は、給湯器との連携も必要になります。設置スペースや予算に余裕がある場合に、床暖房を検討すると良いでしょう。リフォームの予定があれば、そのタイミングで組み込んでみるのがおすすめです。

関連記事:シャワーだけでもヒートショックになるかも!危険性の高い条件や対策・対処法も解説

2.ヒートショック対策グッズを選ぶ3つのポイント


ヒートショック対策グッズを選ぶ3つのポイント


ここでは、失敗しないヒートショック予防グッズの選び方のポイントを3つ紹介します。使い方や環境とのミスマッチで「使い物にならなかった……」と後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

①壁掛け?置き型?空間に合った設置方法のものを選ぼう

ヒートショック対策として脱衣所や洗面所では、限られたスペースを有効活用できる暖房器具を使いましょう。下記のポイントを押さえて暖房器具を選ぶのがおすすめです。

● 部屋の広さと空きスペース

● 収納や洗濯機の配置

● 賃貸か持ち家か

● 工事の可否

● コンセントの位置

なおヒートショック対策に使える暖房器具には、一般に「置き型」と「壁掛け型」の2種類があります。置き型は移動が自由にできる反面、床のスペースを取ってしまうのがデメリット。一方、壁掛け型は場所を取らず、小さな脱衣所でも設置が可能です。ただし、賃貸住宅では釘などを壁に刺せない場合があるので、大家さんへの確認を取らなければいけません。家庭の状況に応じたタイプを選んでみてください。

関連記事:停電時に役立つ暖房器具とは?真冬の停電対策やおすすめの製品も紹介

②すぐ暖まる?暖房器具の立ち上がりの速さや出力W数をチェック

入浴前の短時間使用が多い脱衣所では、素早く温まる暖房器具が使いやすいです。立ち上がりの速さは、以下のような要素で判断できます

● 発熱方式(遠赤外線が速い)

● 出力W数(高いほど強力)

● ファンの有無(温風式は早い)

● 暖房範囲の広さ(〇畳用と書いてある)

例えば、グラファイトヒーターやセラミックファンヒーターは数秒で暖まり始めますが、パネルヒーターは徐々に暖まるタイプ。「お風呂に入る1時間前」などに忘れず電源をONできないなら、パネルヒーターのような時間がかかるタイプより、セラミックファンヒーターのような即暖性の高い物を選びましょう。

③ムダなく使える!人感センサーやタイマー機能がある暖房器具

脱衣所での滞在時間は比較的短いため、電気代の無駄を省く機能が便利です。人感センサーがあれば、入室時に自動で運転を開始し、退室後は自動で停止。消し忘れの心配もありません。

タイマー機能は、入浴前に暖房器具が自動で運転を開始したり、一定時間後に自動で電源を切ったりできます。必要なときだけ効率的に暖められるため、電気代も抑えられるでしょう。

また、温度調節機能付きの機種なら過度な暖めすぎを防ぎ、快適な温度管理が可能です。さらにお子さまがいる場合は安全面を考慮して、暖房器具に転倒時自動停止やチャイルドロックなどの機能があると良いでしょう。

3.「コンセント足りない問題」はJackeryポータブル電源で解決!

 

「コンセント足りない問題」はJackeryポータブル電源で解決!

「ヒートショック予防のため暖房を置こうと思ったけど……そもそも脱衣所にコンセントがない!」というトラブルが起きがちです。また、暖房器具に加えてドライヤーや充電器なども必要になるため、既存のコンセントだけでは不便を感じることも。そんなお悩みの解決策として、持ち運べるAC電源付きバッテリー「Jackeryポータブル電源」をご紹介します。

●好きな場所にコンセントが作れる!防水仕様だから湿度が高くても〇

Jackeryのポータブル電源は、防水・防塵性能に優れた設計を採用しています。湿気の多い空間でも安心して使えるため、コンセントの少ない脱衣所や洗面所でも手軽に電源確保ができて暖房器具をつかえます

さらに、コンパクトなサイズで場所を取らず、必要な時だけ持ち運んで使うこともできます。「テーブルの上でホットプレートを使いたいけど、ちょっとコンセントが届かない」「庭で家族とバーベキューをするから、照明用の電源が欲しい」など、屋内外のあらゆるシーンで活躍するでしょう。

●上位機種なら「ヒーター&ドライヤー」の同時使用もOK!

Jackery ポータブル電源 2000 New」など出力が2,000Wを超える上位モデルなら、消費電力の大きな暖房器具とドライヤーの同時使用にも対応できます。例えば、800Wのセラミックヒーターと1,200Wのドライヤーを一緒に使っても、安定した電力供給が可能。暖かい脱衣所でドライヤーまで完結します。

●ソーラーパネルとセットで節電&非常用電源にも!

Jackeryのポータブル電源には、ソーラーパネルとのセットモデル「Jackery Solar Generator」のラインナップもあります。昼間は太陽光で充電し、夜は暖房器具の電源として活用することで、電気代の節約も実現可能です。

さらに、このソーラーパネルを使えば、停電時の非常用電源としても活躍します。暖房の動作だけでなく、スマートフォンの充電や照明の点灯などにも使えるため、災害時の備えとしても心強い味方となるでしょう。ヒートショック対策とあわせて、ご家族の安心のために1台用意してみてはいかがでしょうか。

関連記事:暖房が使えるポータブル電源5選|選び方も解説

4.ヒートショックを防ぐには?グッズ以外の対策5選

暖房器具に加えて入浴時の注意点や工夫でヒートショックのリスクをさらに軽減できます。5つのヒートショック予防対策をみていきましょう。

参考:厚生労働科学研究成果データベース「入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究」

①湯船の温度を熱くしすぎない

入浴時の湯温は、40℃以下に抑えることが推奨されています。熱すぎるお湯は血圧の急激な変動を引き起こし、心臓への負担が大きくなります。温度計を使って適温を確認するのがおすすめです。

特に高齢者は温度感覚が鈍くなっている場合もあるため、温度計で湯温を確認する習慣をつけましょう。また、浴槽に入る前に、かけ湯をして体を慣らすことも大切です。急激な温度変化を避けることで、血圧の変動を抑えられます。

②湯船につかる時間を10分以内にする

長時間の入浴は、血圧低下のリスクを高めるのでヒートショックも起きやすい。一般社団法人日本循環器学会によれば、入浴時間は10分以内が推奨されています。タイマーを使って時間を管理するのが良いでしょう。

また、風呂から上がる際はゆっくりと立ち上がることが大切です。急な動作は血圧の急激な変動を招く可能性があるため、注意が必要です。

③マットを敷いて床からの冷気を防ぐ

冷たい床からの冷気は、体の冷えを促進させます。そこで、下記のようなマット類を活用しましょう。

● 珪藻土バスマット

● 断熱性の高いウッドマット

● 発熱機能付きマット

● すのこタイプのマット

マットは床からの冷気をシャットアウトするだけでなく、滑り止めの効果もあります。特に、裸足になる場所にはマットを敷いておくのがおすすめです。

④窓に断熱シートやプチプチを貼って冷気を遮断する

窓からの冷気は、室温低下の大きな原因となります。100円ショップでも手に入る断熱シートやプチプチを窓に貼ることで、効果的に冷気を遮断できます。

特に結露の多い窓には100円ショップのものではなく、断熱効果と結露防止の両方を兼ねた高性能な断熱シートを使ってみてください。隙間風が気になる場合は、隙間テープを併用するのも良いでしょう。

なお、窓全体をカバーできない場合は、下半分だけでも貼るのがおすすめです。冷気は下から入ってくる傾向があるため、下半分の断熱でも一定の効果が期待できます。

⑤食後や飲酒後の入浴を避ける

食後や飲酒後の入浴は、血圧変動のリスクが高まります。食後は内臓に血液が集中するため、入浴による急激な血圧変動が起こりヒートショックになるリストが高いです。また、アルコールには血管を拡張する作用があり、血圧低下を引き起こすリスクがあります。

食後は最低でも1時間、飲酒後は2時間以上の間隔を空けてから入浴するのがおすすめです。なお、空腹時も血圧が不安定になりやすいため、長時間何も食べていない状態での入浴も避けましょう。

まとめ

ヒートショック対策には、適切な暖房器具の選択が欠かせません。脱衣所・浴室の温度差を小さくし、適切な湯温と入浴時間を守りながら、床や窓からの冷気対策も行いましょう。安全な入浴環境を整えることで、ヒートショックのリスクを抑えられます。

Jackeryのポータブル電源を活用すれば、コンセント不足の心配もなく、より効果的なヒートショック対策が可能です。寒い季節こそ、しっかりとした対策で健康的な入浴習慣を心がけていきましょう。

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