1.エアコンの停電で発生し得る健康被害|エアコン停電の原因は?
停電の主な原因には、落雷や突風が挙げられます。エアコンの停電で発生し得る健康被害は、以下の通りです。
・熱中症
・脱水症状
・低体温症
猛暑日にエアコンが使えず熱中症にかかっても、軽度であれば体を冷やしながら休むと治る場合もあります。ただし、重度だとけいれんや意識障害など命に関わり大変危険です。
また真冬にエアコンが使えず低体温症にかかった場合も、軽度であれば温かい飲みものを摂取したり炭水化物を食べたりすると回復しやすいです。しかし、重度では凍傷になって壊死するなど命に関わる危険性があります。
初期症状のめまい・異常な体温上昇や体温減少を放置すると、全身のけいれん、昏睡状態へと症状が悪化してしまいます。さらに重症化した最悪のケースでは、死に至ることも少なくありません。
とくに子供や高齢者は免疫力が弱く健康被害が起こりやすいため、対策が必要です。
2.【夏編】エアコンが停電で使えないときの対策4つ
ここでは、夏にエアコンが停電で使えないときの対策を4つ解説します。
●こまめに水分補給する
夏の熱中症対策に最適なのが水分補給です。のどが渇いていなくても水分をよく取り、体温の上昇を防ぎましょう。
参考:環境省
冷たい飲み物はお腹を壊してしまう可能性もあるので、常温で摂取するのもおすすめです。また汗をかく場合は、水分とあわせて塩分補給をすると効果的なため、覚えておきましょう。
●保冷剤や濡れたタオルで体温を下げる
熱中症の主な原因は体温の上昇です。保冷剤や濡れたタオルで体温を下げると効果が期待できます。
もし保冷剤やタオルがない場合は、ペットボトルの中に水を入れて冷凍することで代わりとなります。準備が簡単な上、ペットボトルの氷が溶けると冷たい水も飲めるため、気温の高い日は備えておくと良いでしょう。
●お風呂に水を張る
あらかじめお風呂に水を張っておくと、水風呂に入るなどして体を冷やすことができます。軽度の熱中症であれば、体を冷やせば治る場合もあるでしょう。
また夏場の熱中症対策だけでなく、水風呂で汗を流してさっぱりするのにもおすすめです。
●うちわやハンディ扇風機を使う
うちわや乾電池・充電で動くハンディ扇風機がおすすめです。近年の夏は、熱中症対策にハンディ扇風機を持ち歩く方も増えてきました。
うちわやハンディ扇風機は片手で持てるほどで場所も取らない上、意外と涼しくなるため、持っておいて損はありません。
ハンディ扇風機は100円ショップなどの店舗でも安く手に入ります。日常生活の暑さ対策として、試しに1台購入してみるのも良いでしょう。
3.【冬編】エアコンが停電で使えないときの対策3つ
続いて冬にエアコンが停電で使えないときの対策を3つ紹介します。
●毛布を準備する
毛布があれば、電気を使うことなく寝るときや寒さを凌ぐときに役立ちます。家の中で家事や掃除など活動する方は、着る毛布を使用すると良いでしょう。
さっと体にかけたり着たりするだけで、全身をあたたかく包んでくれます。寒くてなかなか寝付けないことがないように、毛布を備えるのがおすすめです。
●カイロを使う
冬はポケットにカイロを入れて、手軽に持ち歩くと良いでしょう。停電時の防寒対策におすすめです。
カイロには貼るタイプと貼らないタイプの2種類があり、両方使えばより効率的に体を温められます。冬場にはカイロを購入することで、低体温症から身を守れます。
カイロは30個パックで500円ほど。ネット通販・近くのお店で確認してみると徳用サイズが売っている場合もあります。使用期限が長いため、買っておいて損はないでしょう。
●上着・靴下を着用する
厚手の上着(ジャケットやコート)を準備をしておけば、防寒対策ができます。さらに以下のものを合わせて備えると、より暖かくなるでしょう。
・マフラー
・マスク
・ニット帽
・ネックウォーマー
足元も暖かい靴下やルームシューズを着用して足元を冷やさないようにすると、低体温症対策に効果的です。
4.エアコンの停電対策ならポータブル電源を備えるべき4つの理由
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも大容量で出力の高い家電も動かせる便利なアイテムです。エアコンの停電対策に、ポータブル電源を備えるべき4つの理由を紹介します。
┃理由①:エアコンを動かせる
出力の大きいポータブル電源を備えれば、エアコンを動かせます。紹介したようにエアコンを動かせないと、熱中症や低体温症にかかってしまう可能性があります。もし電気の供給が止まってもポータブル電源に繋ぐことによって、普段通りの快適な日常生活が送れるでしょう。
停電時に不便な生活を送りたくない方は、ポータブル電源を備えることをおすすめします。
┃理由②:エアコン以外の家電も動かせる
定格出力2,000Wのポータブル電源を備えると、以下のエアコン以外の家電も動かせます。
・テレビ:60W
・扇風機:60W
・炊飯器:500W
・こたつ:600W
・ホットプレート:1,300W
・電気ケトル:1,200W
・電子レンジ:1,200W
停電時にポータブル電源があれば、炊飯器でご飯を炊いたり、電気ケトルで沸かしたお湯でカップラーメンを食べたりできます。
冬の冷え込む夜には、こたつであたたまりながら、同時にテレビを動かして情報収集することも可能です。
災害時に不安な夜を過ごしたくない方は、複数の家電を動かせるポータブル電源を備えると良いでしょう。
┃理由③:ソーラーパネルで充電できる
ポータブル電源は専用のケーブルが1本あれば、ソーラーパネル(DC入力ポート)を使って停電時にも繰り返し充電できます。一般的なモバイルバッテリーはUSBやコンセントから充電しなければいけないので、災害時には繰り返し使えません。
なおソーラーパネルの見た目はどれも同じでも、製品により発電力が異なります。一般的なソーラーパネルの変換効率は20%です。一方で当社Jackeryのソーラーパネルなら、ソーラー充電のエネルギー変換効率25%と業界最高レベルを誇っています。また太陽の日が当たる場所と方向に自由に設置ができるため、据付型ソーラーパネルに比べて効率的な充電が可能です。
充電が早くてストレスフリーに使えるモデルを求めている方は、Jackeryのソーラーパネルとポータブル電源のセットを選んでみましょう。
┃理由④:持ち運びができる
据付型の蓄電池や太陽光パネルと異なり、持ち運びができるポータブル電源・ソーラーパネルなら、避難所に持ち込んで家電を動かせます。避難所でポータブル電源・ソーラーパネルを使うと、たとえば以下のことができます。
・スマホの充電
・扇風機の稼働
・電気毛布の使用
・電気ポットでお湯の確保
暑さ・寒さが厳しい夏や冬の災害時に、避難所の中で過ごすこともあるでしょう。そこでポータブル電源を使って扇風機で涼んだり、電気毛布・電気ポットを動かして体を温めたりすれば、厳しい環境下でも耐えられます。
なおJackeryのソーラーパネルなら、軽量設計で気軽に持ち運べて、電源がないところでも太陽光で充電できます。またポータブル電源は持ち手付きで力に不安がある女性でもラクラク持ち運びが可能です。
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5.停電中もエアコンを動かせるソーラーパネル・ポータブル電源のセット2選
Jackeryのポータブル電源は、一般社団法人防災安全協会の「防災製品等推奨品認証」を取得済みです。災害時に有効的に活用できる安全な商品と認められているため、停電時にしっかりと活躍してくれるでしょう。
ここでは停電中もエアコンを動かせるソーラーパネルと、ポータブル電源のセットを2つ紹介します。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットは、1,264Whの大容量と定格出力2,000Wの高出力で家にある家電をすべて動かせます。エアコン(平均消費電力500W)を約2時間動かせるほか、暑さ対策に使用する扇風機(60W)を約16時間、寒さ対策に使用する電気毛布(50W)を約20時間も動かせます。
さらにバッテリーを5,000Whまで拡張すると、エアコンを約10時間も動かせる大容量に。落雷や突風による急な停電時でも、冷蔵庫に繋げば中の食材が腐ってしまう心配もいらないでしょう。
またソーラーパネルとあわせて使用することで、停電時に必要な電力を太陽光で確保できます。ソーラーパネルには持ち運びに便利な持ち手がついているため、力に自信がない女性でも安心です。
最大5,000Whの大容量で普段と変わらない生活を送りたい方は、Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セットを選んでください。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、2,042Whの大容量と定格出力3,000Wの高出力で、災害時に稼働できない家電はありません。エアコン(平均消費電力500W)を約4時間動かせるほか、暑さ対策に使用する扇風機(60W)を27時間、寒さ対策に使用する電気毛布(50W)を32時間も動かせます。
またACコンセントやタイプCなど豊富なポートが合計10個備わっており、5人以上で使用する大家族でも問題ありません。内蔵バッテリーには最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を搭載しているため、4,000回のサイクルと10年以上も使える長寿命も魅力的です。
さらにPlusシリーズなら拡張バッテリーにも対応し、最大12,000Whの大容量まで増強できます。もし3日以上停電が長引いても、エアコンを動かせば熱中症や低体温症にかかる心配がないでしょう。
またソーラーパネルとあわせて使用することで、災害が長引いても太陽の光で充電して繰り返し使用できます。最大6枚まで増設すると最短2時間でフル充電が可能です。
停電に5人以上の家族で備える方は、最大10人までデバイスを接続できる安心の「Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット」でぜひ災害対策をしてください。
6.エアコンの停電が復旧した際にやるべきこと5選
エアコンの停電が復旧した際に、やるべきことを5つ紹介します。エアコンの被害を最小限に抑えるためにもチェックしましょう。
●電源プラグを抜いておく
停電からエアコンが復旧してからは、電源プラグを抜いておきましょう。電気が復旧してから急にエアコンを動かすと大きな負荷がかかり、故障に繋がる可能性があります。
故障しているのか確認するにはリモコンでエアコンの電源を入れ、動きがあるのか反応を見ましょう。そこで、正常に稼働していれば問題はありません。
●ブレーカーを切って再度ブレーカーを入れる
もしエアコンの電源を入れても動かない場合は、エアコンのブレーカーをOFFにしてから再度ブレーカーをONにして電源を入れておきます。
それでもエアコンの反応がない場合は故障している可能性が高いです。業者に点検・修理してもらいましょう。
●ドレンホースの汚れを確認する
エアコンの室外機に溜まった水分を外に排出するドレンホースに、ゴミが詰まっていないかを確認しましょう。
もし土を含んだ泥などが混入していると、水が逆流してエアコンの室内機から水が漏れてくる場合があります。
ドレンホースが汚れていたら割り箸などを使って汚れやゴミを除去し、綺麗な状態を保つようにしてください。
●室外機に落ち葉や木が詰まっていないか調べる
エアコンの電源が復旧して稼働しているのに、空気が冷えたり暖まったりしない場合は、室外機に落ち葉や木が詰まっていないか調べましょう。
落ち葉や木が詰まっているのが確認できたら、水で汚れを落としてから割り箸などでつまんで除去します。
なお室外機のゴミを取り除くときは火災予防として、必ずコンセントの線を抜いてから作業するようにしましょう。
●配管に問題がないか確認する
台風による突風で停電した場合には、配管に問題が発生する場合があります。
たとえば、エアコンから温風や冷風が出ていないときは、配管が外れていたり壊れていたりすることが多いでしょう。
また室外機からガスが漏れていると配管に霜が付着して、修理が必要となります。もし異常がある場合は、メーカーや取り付け業者に連絡をしましょう。
7.エアコンの停電に関するよくある質問
ここでは、エアコンの停電に関するよくある質問に3つ回答します。
●エアコンは停電後に運転を自動復帰できますか?
基本的に自動で運転を再開する機能はありません。ただし、2012年以降の一部の機種では、停電自動復帰機能をリモコンで設定できるモデルがあります。詳しくは販売店に問い合わせしてみてください。
●エアコンが停電後に冷えないのはなぜですか?
室外機に落ち葉や木などのゴミが詰まっている可能性があります。もし室外機にゴミが詰まっていたら、水で汚れを落としてから割り箸などで落ち葉や木を除去しましょう。また火災を防ぐために、電源プラグを抜いて掃除することが大切です。
●エアコンが故障する停電の原因はなに?
主なエアコンの停電の原因は、落雷がとくに多い傾向です。近くに配置されている電線が雷によって被害を受けた場合、電気の供給ができなくなり、停電に繋がります。あらかじめ家庭用避雷器(ひらいき)を分電盤に取り付けておくと、雷によって起こるエアコンの故障を防ぐことができます。
まとめ
エアコンの停電によって発生し得る熱中症や低体温症は、けいれんや意識障害など命に関わる重篤な症状が出る危険性があります。停電対策には、手軽で涼しくなれるハンディ扇風機や全身を包んで温められる毛布を備えましょう。
長期間の停電から自分と家族の身を守るためなら、ポータブル電源の導入がおすすめです。Jackeryのポータブル電源はエアコンを使用できるのはもちろん、扇風機や電気毛布を1日中動かしたり、電子レンジなどの調理家電を使ったりして普段通りの日常を過ごせます。
停電対策なら、ソーラーパネル同梱でどこでも充電可能・持ち運びがラクラクなポータブル電源「Jackery Solar Generator」を選びましょう。
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