ガレージをDIYして自分スタイルに!自作するときの注意点と手順を解説

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自宅に理想的なガレージが欲しいと感じる方は多いでしょう。もし、ガレージを自作できるなら、あなたの理想がたくさん詰まったガレージをつくることができるのではないでしょうか。

 

そこで疑問に思うのは、「そもそもガレージを自作できるのか?」ということです。今回の記事では、ガレージの自作は可能なのか。また、その自作する方法と注意点についてくわしく解説します。自作することにかかる費用も一緒にまとめていますので、ぜひ最後までじっくり読んでくださいね。

目次

1.ガレージDIYには建築基準法の審査を受ける必要がある

 

ガレージをDIYで自作するうえで、まず知っておかなければならない注意点があります。屋根と柱のある建物には審査が必要になるなど、様々な注意点があるので、自作に取り掛かる前に知っておきましょう。 

●建築基準法違反にならないように申請と完了検査が必要

ガレージを自作する場合、建築基準法に基づいた建物にしなければなりません。建築基準法の対象となるものは、

・屋根と柱があるもの

・土地に定着した建物

なので、ガレージは建築基準法に該当する可能性が高いものとなります。これは、行政機関や指定確認検査機関に必要書類を提出し、完成後に完了検査を受けなければなりません。DIYなのだから自由に自作できると思われがちですが、建築基準法は守らなければならないことは事前に知っておかなければならない注意点です。 

●ガレージの自作には固定資産税がかかる場合がある

固定資産税は、建物などの建築物に課せられる税金です。建物とみなされるのは、

・外気と分断される性質があるもの

・用途が明確になっているもの

・土地に定着しているもの

この3つの点に該当されるものが建物として判断されます。ガレージも“外気と分断、土地に定着していて利用目的が明確な状態にある建物”とみなされる可能性が高いため、課税対象となることが多いです。 

●外装はプロに任せて内装をDIYするのが最良

ガレージをDIYで自作するにあたり、素人には難しいことや、基礎をつくる工事の過程で失敗する可能性があります。また、すべて自分の手で行わなければならないこともあり、どうしても手間がかかるのも注意点です。 

よって、工事の過程で難易度の高い部分、土台となる基礎工事や外装など専門家に任せ、内装を中心にDIYで自分の思うように手をかけるのが最良な方法と言えるでしょう。

2.ゼロからガレージDIYで自作するための5STEP

 

ゼロからガレージDIYで自作する

前述したガレージをDIYで自作する際の注意点を踏まえたうえで、ゼロからガレージを自作する方法を5STEPでまとめています。参考にして挑戦してみてください。 

●STEP1:「ガレージの設計図をつくる」

まずは、ガレージをつくる場所と、サイズを決めましょう。そのガレージの設計図も一緒に書いてみるのも良いですね。ガレージには大きく分けて大型と小型があり、それによって使用用途が変わります。

・大型:自動車やバイクを格納でき、工具や道具類の収納スペースもつくることが可能

・小型:敷地が限られていても作成可能で、デッドスペースの有効活用ができる

などの特徴があります。あなたがガレージに求めている用途や、自宅にある敷地のスペースなども含めて選択しましょう。 

●STEP2:「コンクリートで基礎をつくる」

設計図が完成したら、いよいよ工事にとりかかります。まずは、土台となる基礎作りです。コンクリートを流し込んでしっかりとした土台をつくっていきます。基礎をつくらずに建ててしまうと、崩落の危険性が高まります。地震や台風などの災害によって壊れてしまうことにもなりかねないので、基礎作りはとても重要です。 

●STEP3:「ガレージを組み立てる」

土台となる基礎が完成したら、その上にガレージを組み立てていきます。最近では組み立て方法を詳細に解説してくれている動画やビデオ、マニュアルもあるので、資料を見ながら作成することも可能になっています。 

ガレージを手掛ける会社・企業が提供しているビデオやマニュアルもあるため、参考にしてみましょう。 

●STEP4:「屋根やシャッターをつくる」

地着に、屋根やシャッターをつくっていきます。ガレージのタイプにもよりますが、基本的にガレージには屋根とシャッターが必要です。自動車やバイクを格納する場合は、壁で覆われたシャッター付きのガレージが望ましいです。 

シャッター付きのガレージなら防犯の意味も含め作業場や倉庫・物置としても活用できるので、より幅広い用途で使用できるのでおすすめです。 

●STEP5:「外壁を取付ける」

最後は、外壁を取り付けて、内装を整えます。なかでも外壁は、雨風の影響を強く受ける部分なため素材選びは入念に行いましょう。ガレージの寿命を考慮するのであれば、

・銅板性ガルバリウム銅板

・板金ガルバビット

・金属サイディング

を選ぶと良いでしょう。自作のガレージであっても耐久性は申し分ない素材です。こだわりがないのであれば、費用面も考えてステンレス平板やトタン板でも十分です。

3.木造と鉄骨ガレージDIYどちらが良い?

 

自由性の高いDIYでのガレージ自作では、木造でつくるのか、鉄骨でつくるのか悩みどころですね。木造ガレージと鉄骨ガレージの特徴や魅力についてまとめていますので、参考にして選択してください。 

●木造ガレージの魅力

木造ガレージは、断熱工事が低コストで簡単に行うことが可能なのが特徴です。季節に関係なく快適な環境を整えることができる魅力もあります。ほかには、

・木の温もりを感じられるデザイン

・DIYによる加工のしやすさ

・車庫のほかに作業場としても人気がある

などのメリットもあります。費用を抑えたい方や、建築物に関してあまり経験がない方に木造ガレージはおすすめです。 

●鉄骨ガレージの魅力

木造よりも強度が高く、頑丈な骨組みで中柱を必要としないので、大空間をつくることができるのが鉄骨ガレージの特徴です。ほかには、

・メンテナンスがしやすい

・白アリに強い

・屋根ではなく屋上テラスもつくれる

などのメリットもあります。一方で、夏は暑く、冬は寒くなりやすい性質もあるのが鉄骨ガレージの特徴と言えるでしょう。費用も木造よりかかってしまいますが、屋上に用途を求める場合は鉄骨ガレージがおすすめです。 

●ガレージDIYをするなら自由度の高い木造

ガレージをDIYで自作するなら、加工のしやすい木材を使用するためその分自由度が高くなる木造をおすすめします。また、費用も安くおさえられるため、内装を整える際の資金にも使用でき、あなたの望むガレージに仕上げることができるでしょう。

関連人気ページ:ポータブル電源あれば、どこでも電動工具を思いのままに操れる!

4.ガレージDIYで費用を安く抑える方法

 

ガレージDIYで費用を安く抑える方法

ガレージをDIYで自作する際に、気になるのは費用です。ガレージをつくる費用はどれくらいかかるのか。気になる費用面をまとめています。 

●ガレージを建てる費用はどれくらい?

ガレージをDIYで自作する費用は、本体代や基礎工事費用、組み立て費用がかかります。一般的な目安で言えば、

・基礎工事費用:12,000円~40,000円/㎡

・組み立て費用:40,000円~200,000円

・本体代:400,000円~1000,000円

くらいかかります。鉄骨よりも木造の方が費用は安く抑えられる傾向にあり、小型のものであれば総額50~100万円以内でつくることも可能です。専門業者に全て任せるとすれば、木造なら200万円程度はかかってしまうため、自作する方が費用は抑えることが可能です。 

●基礎&構造をプロに任せてあとは自分でDIY

ただ、全て自分の手で自作することで、前述で示したような注意点である建築基準法違反になる可能性や、工事の失敗による強度の問題などが発生する恐れがあります。建築に関して知識や経験に少しでも不安がある場合は、基礎と構造の部分をプロに任せ、自分が可能と判断する部分をDIYで自作する方法をおすすめします。

5.ガレージのDIYには欠かせない工具&道具

 

ガレージのDIYには欠かせない工具&道具

ガレージをDIYで自作するためには、素材を加工する工具や道具も必要になってきます。その中でも必須となるものを厳選して紹介します。

●電動工具(電動ドリルやドライバー)

ガレージをDIYで自作するときによく使うのが電動工具です。中でも、

・電動ドライバー

・電動ドリル

・電動ジグゾー(電動ノコギリ)

はよく使う電動工具です。とくに、電動ドライバーはネジを電動で固定する工具で、手で回すよりも簡易的に労力を必要せずネジ締めができてとても便利です。素材の加工で必要となる電動ジグゾーや電動ノコギリも、揃えておくと時間と労力を大幅に短縮することができます。 

●のこぎり/ガイド

電動ノコギリがあったとしても、手動のノコギリは準備しておきましょう。電動ノコギリの短所として、騒音や加工する際に破片が飛び散ってしまうことがあげられます。ガレージDIYは自宅の敷地内で作業することになるので、近隣住民とのトラブルを避けるためにも用意しておきましょう。 

●ポータブル電源

屋外で電動工具を使用するときに重宝するのがポータブル電源です。ポータブル電源は、自宅から離れていてもAC100Vが使用できる電力供給源として使用できるので、ガレージDIYには欠かせない道具と言えるでしょう。手軽に持ち運びができ、使用中のコードの取り回しも気にする必要もありません。ガレージが完成しても、ガレージ内での電気の利用に活用することも可能です。

ガレージDIYに最適なポータブル電源と言えば、「Jackery」(ジャクリ)がおすすめです。

・累計販売台数400万台以上の実績を持つ世界的なリーディングブランド

・長期保証や修理&無料回収サービスなどアフターケアが充実

・必要な容量を選べる豊富な品揃え

・グッドデザイン賞やCESイノベーションアワードなど多数の受賞実績

など、安心・安全に使用できるポータブル電源を提供してくれます。ガレージDIYで使用する複数の工具を同時に使用できたり、製品によっては本体を充電しながらでも使用できるパススルー機能を持った製品もあるなど、豊富な品揃えでDIYに必要な電気を柔軟に使用でき、作業効率を上げてくれる製品を取り揃えています。

関連ページ:電動工具が使えるポータブル電源おすすめ一覧

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6.ガレージDIYでよくある質問Q&A

 

ガレージを自作するにあたって、DIYで言えば難易度の高い傾向にある中で、わからないことも多々あるかと思います。ここではガレージをDIYで自作するにあたり、質問の多い項目をQ&Aでまとめています。 

●「ガレージをDIYでつくるのは違法ですか?」

ガレージをDIYでつくること自体は違法ではありません。ただ、建築基準法違反とならないよう注意が必要です。また、行政機関や民間の指定確認検査機関に必要書類を提出し、審査を受けなければなりません。 

●「車庫を自作するにはいくら費用がかかる?」

独立型ガレージの費用相場は車1台用で100~300万円程度です。2台用だと200~400万円程度かかります。鉄骨ガレージよりも木造ガレージの方が費用を安く抑えられる傾向にあります。 

●「ガレージの建築確認を申請しないとどうなる?」

建築基準法にもとづく申請を怠った場合、建築基準法違反となり最悪の場合罰金刑や懲役刑を受けることもあります。違法建築物として判断された場合の考えられるペナルティは、

・1年以下の懲役または100万円以下の罰金

・違法建築物とみなされている建物の撤去

・自治体による是正処置、勧告などの行政指導

です。また、違法建築物として判断されると安全性や環境への影響があるとされ、近隣住民から苦情が出る可能性もありトラブルに発展するリスクも高まるでしょう。 

まとめ:建築基準法に気を付けてガレージDIYを楽しもう

 

今回の記事では、ガレージをDIYで自作する方法について、注意点も踏まえてくわしく解説しました。中でも一番注意しなければならないのは建築基準法の問題です。法律違反になると、罰則を受けてしまうことにもなりかねないので、できれば専門知識のある方に相談しながら取り組むのが最善な方法と言えるでしょう。 

ガレージのDIYは、最終完成したときの達成感はかなり高く、愛着もわいてきます。DIYは大きいものであればあるほど大変ですが、やりがいも比例して高いので挑戦してみるのも良いですね。 

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