こたつの電気代は1ヶ月いくら?安く抑える方法や他の暖房の電気代も紹介
冬はこたつに入って、みかんを食べながらゆっくり過ごす、という方も電気代がどのくらいかかっているのか気になりませんか。こたつには3種類あり、それぞれ電気代が異なります。また、こたつの下に敷物を敷いたり、自動OFF機能を活用したりすることで、節電も可能です。
この記事では、こたつの電気代について解説します。こたつ以外の家電にかかる電気代との比較や節約するための方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
こたつの電気代は1ヶ月でいくら?
こたつには3種類の熱源があり、それぞれ消費電力が異なります。電気料金は1kWhあたり27円、1日こたつを6時間使用すると仮定します。1ヶ月の電気代の計算式は「消費電力÷1000×6h×30日×27円」です。熱源ごとのこたつの1ヶ月の電気代を見ていきましょう。
●フラットカーボンヒーター
広い面積を効率よく温めることに特化したフラットカーボンヒーターは、ヒーターの部分が薄い構造をしています。フラットカーボンヒーターの消費電力は300Wと、他の種類と比べて最も低いです。そのため、1ヶ月の電気代も1,458円と低くなります。
省エネで電気代を抑えられる上に、温かさのムラが発生しにくく、ヒーターが薄くてこたつ内が広いので、家族の人数が多い家庭におすすめのこたつと言えるでしょう。
●石英管ヒーター
遠赤外線を使用している最も主流な熱源が、石英管ヒーターです。消費電力は300W〜600Wであり、1ヶ月の電気代も1,458〜2,916円の幅で増減します。遠赤外線効果により、体の芯から温めてくれるのがメリットです。
一方で、電源を入れてから暖まるのに時間がかかるのがデメリットと言えるでしょう。また、石英管は破損する恐れがあるため、丁重に扱う必要があります。
●ハロゲンヒーター
見た目は石英管ヒーターと似ていますが、性能が大きく向上しているのがハロゲンヒーターです。ハロゲンヒーターの消費電力は600Wなので、1ヶ月あたりの電気代は2,916円と、他の熱源と比較して最も高くなります。
しかし、ハロゲンヒーターには以下のようなメリットがあります。
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・石英管ヒーターの1.5倍の寿命を持つ
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・室内の空気を汚さない
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・電源を入れてすぐに暖められる
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・暖房効果が高い
性能を重視するならハロゲンヒーター、安さを重視するならフラットカーボンヒーターを選ぶのが良いでしょう。
こたつ以外の5つの暖房器具の電気代
電気代をできるだけ節約したいと考えている方は、こたつよりも電気代の安い暖房器具に切り替えることで、電気代を抑えられます。また、使用する暖房器具の時間を調整することも節約に繋がるでしょう。こたつ以外の暖房器具にかかる電気代は、以下のとおりです。
●エアコン
夏や冬を乗り切るために欠かせないのが、エアコンです。エアコンの定格出力は880Wほどなので、1日6時間使用したと仮定すると、1ヶ月に4,276円の電気代がかかります。
また、冷房と暖房では、暖房の方が電気代が高くなる傾向にあります。その理由は、冬の方が外気温と設定温度の差が大きいからです。こたつの電気代はエアコンの3分の1ほどなので、こたつを使用する割合を増やすことで節電効果が期待できます。
●ホットカーペット
設置工事が不要で床に敷いてすぐに使えるのが、ホットカーペットです。ホットカーペットの消費電力はサイズによって異なります。サイズごとの電気代は、以下のとおりです。
サイズ | 消費電力 | 電気代 |
1畳用 | 170W | 826円 |
1.5畳用 | 360W | 1,749円 |
2畳用 | 510W | 2,478円 |
こたつとホットカーペットの電気代はほとんど差がありません。そのため、こたつのヒーターの電源を入れるか、ホットカーペットの電源を入れるかで迷う必要はないでしょう。
●電気ストーブ
急速にピンポイントで暖められる暖房器具が、電気ストーブです。電気ストーブもこたつと同様に熱源によって電気代が異なります。電気ストーブの1ヶ月の電気代は、以下のとおりです。
種類 | 最大消費電力 | 電気代 |
ハロゲンヒーター | 1,200W | 5,832円 |
カーボンヒーター | 900W | 4,374円 |
グラファイトヒーター | 1,200W | 5,832円 |
こたつは、こたつ内の空間だけを暖めるため、部屋全体を暖める電気ストーブに比べると電気代は安めです。電気ストーブは他の暖房器具の中でも高い電気代を要するので、使用時間や設定温度には注意してください。
●電気毛布
密着度が高い電気毛布は、体にかけたり、敷いたりすることで、体を暖められます。電気毛布の消費電力は30W〜60Wなので、1ヶ月にかかる電気代は最大でも291円です。暖房器具の中では最も低価格なので、電気毛布を優先的に使用することで節約できます。
電気毛布は携帯性にも優れているので、アウトドアに持って行っても重宝します。単身の方には最もおすすめの暖房器具と言えるでしょう。
●オイルヒーター
電気でオイルを暖め、暖まったオイルを使い、部屋全体を暖める暖房器具がオイルヒーターです。温度調節が3段階や5段階のタイプがあり、それぞれ電気代が異なります。各タイプの1ヶ月の電気代は、以下のとおりです。
温度調節 | 最大消費電力 | 電気代 |
3段階 | 1200W | 5,832円 |
5段階 | 1500W | 7,290円 |
5段階のうち最大の設定温度で1ヶ月使用した場合が、他の暖房器具と比較して最も高い電気代になりました。こたつの2倍以上の電気代を要するので、節約したい方は他の暖房器具に切り替えるのが得策です。
初心者必見!こたつの電気代を節約する方法5選
こたつは、他の暖房器具と比較してもコストパフォーマンスが高いことが分かりました。暖房器具の使用時間の配分を調整できたら、こたつ単体での節約方法を紹介しましょう。こたつの電気代を節約する方法は、以下のとおりです。
①こたつの下に敷物を敷く
誰でもすぐにできる節電方法が、こたつの下に敷物を敷く方法です。こたつの下に敷物を敷くことで、保温力が高まり、消費電力を抑えられます。また、床からの温かさも感じるので、さらに体を暖められます。敷物は下記から自宅にあるものを選びましょう。
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・こたつ用敷布団
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・ラグ・カーペット
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・断熱シート
断熱シートはより保温力を高めてくれるので、高い節電効果が期待できます。
②自動OFF機能を活用する
こたつは外からは電源が入っているか分かりづらく、切っていたつもりが実は電源が入っていたという経験がある方もいるのではないでしょうか。気づかぬうちに無駄な電力が消費されてしまい、余計な電気代を払う羽目になります。
人感センサーが付いたタイプを選ぶことで、人の動きがなくなると自動で電源をオフにしてくれます。また、最適な温度に自動調節してくれるタイプもあるので、探してみてください。
③設定温度を低くする
こたつの設定温度を「中」「弱」にすることで、電気代を抑えられます。最初は「強」にしてこたつ内が暖まったら、「中」「弱」に切り替えるのが良いでしょう。「弱」にすることで、低温やけどを防止する効果もあります。
エアコンなどの他の暖房器具と併用している場合は、こたつの温度を最初から「弱」にしても、十分体を暖められるでしょう。
④掛け布団を大きくする
こたつで使用する掛け布団は大きめのサイズを選ぶことで、床と布団の隙間がなくなり、保温効果と断熱効果が高まります。設定温度を「弱」にしていても十分暖かいので、節電に繋がるでしょう。
また、厚手の掛け布団を選ぶことで、床と布団が密着し、さらに保温性と断熱性を高められます。薄手の掛け布団であれば、断熱タイプの物を選びましょう。
⑤太陽光から電気を発電する
こたつで使用する電気を太陽光から発電することで、電気代がかかりません。太陽光発電は持ち運び自由なソーラーパネルから行うと便利です。太陽光から発電して余った電気は、他の家電にも使用できます。
初期費用はかかりますが、長期的に見ると大きな節約に繋がります。ソーラーパネルは、アウトドアなどでも活躍するので、太陽光発電がある生活をぜひ体感してみてください。
電気代の節約で役立つ家庭用ソーラー発電機2選
電気代の節約にポータブル電源とソーラーパネルをセットにしたソーラー発電機「Jackery Solar Generator」がおすすめします。設置工事がいらず、複雑なメンテナンスもかからないので、ソーラーパネルを庭やベランダに広げるだけで、太陽光発電ができます。
日中帯にソーラーパネルによって発電した電気は、ポータブル電源に溜め込みます。冷え込む夜の時間帯に、日中帯に溜めておいた電気をこたつなどの暖房器具に給電することで、電気代をかけずに体を暖められます。
また、雨や曇りの日に、電気代の安い夜間帯でAC電源でポータブル電源に充電して、電気代の高い時間帯にポータブ電源から家電に給電すれば、電気代の節約もできます。
創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製ポータブル電源は大容量で自然放電が少なく、複数のポートを備えているので、同時に複数の暖房器具を使用できます。こたつなどの電気代の節約におすすめの機種は、以下のとおりです。
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●Jackery Solar Generator 1000 Plus
1264Whの大容量かつ2000Wの定格出力を備えた「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」に「Jackery SolarSaga 100W ソーラーパネル」が付属しています。
■商品の特徴
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・600Wのこたつを1.7時間、880Wのエアコンを1.1時間稼働させられる
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・ソーラーパネルを使うと、IBCセル技術により最短2時間でフル充電できる
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・多彩なポートからこたつを含む計8台の家電に同時給電できる
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・5kWhまで拡張できるので、暖房器具の使用時間が長くても給電し続けられる
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・合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載し、部屋の中でも安全に使用できる
製品名 | Jackery Solar Generator 1000 Plus |
容量 | 1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 | AC充電:1.7時間 |
寿命 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 2000 Plus
2042Whの大容量と定格出力3000Wを備えた「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」に「Jackery SolarSaga 200W ソーラーパネル」が付属しています。
■商品の特徴
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・600Wのこたつを2.7時間、880Wのエアコンを1.9時間稼働させられる
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・計10ポートから、複数の暖房器具やその他の家電に同時に給電できる
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・12kWhまで拡張できるので、1回の充電で連日、暖房器具が使用できる
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・リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの採用により、毎日使用しても、10年以上電気代を節約し続けられる
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・365日経過しても、自然放電は10%程度なので、ソーラーパネルで溜めた電気をすぐに使わなくても、長期間保存しておける
製品名 | Jackery Solar Generator 2000 Plus |
容量 | 2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
こたつの電気代に関するよくある質問
日常生活でこたつをどのくらいの時間つけっぱなしにしているのか、こまめに消しているのかによっても電気代は変わってきます。また、こたつよりも電気代が安い暖房器具に切り替えたいと思われている方も多いでしょう。こたつの電気代に関するよくある質問は、以下のとおりです。
●こたつをつけっぱなしにした場合の電気代は?
電気料金は1kWhあたり27円、こたつの消費電力は600Wと仮定し、24時間つけっぱなしにした場合のこたつの電気代は388円です。一方で、実際にこたつの中に入っている6時間だけ電源を入れた場合、97円になりました。
つけっぱなしにしていると、使用時間のみ電源を入れた場合と比べて、約4倍もの電気代がかかることになります。面倒だからとつけっぱなしにせず、使用している間のみ電源を入れましょう
●ホットカーペットやエアコンよりもこたつは高い?
こたつ以外の代表的な暖房器具として、ホットカーペットやエアコンが挙げられます。こたつ、ホットカーペット、エアコンの電気代を比較した表は、以下のとおりです。
暖房器具 | 消費電力 | 1ヶ月の電気代 |
こたつ | 600W | 2,916円 |
ホットカーペット | 510W | 2,478円 |
エアコン | 880W | 4,276円 |
ホットカーペット<こたつ<エアコンの順に電気代が高くなります。エアコンの使用を控えて、こたつやホットカーペットで代用することで電気代の節約に繋がるでしょう。
●こたつの電気代はこまめに消したら安くなる?
頻繁に外出する場合、外出の度にこまめにこたつの電源を切ったほうが電気代が安くなるかというと、30分ほどの外出ではそこまで大差はありません。しかし、こたつをつけっぱなしにすることで火災のリスクも高まるので、こまめに電源は切りましょう。
一方で、エアコンは、起動時に大きな消費電力がかかるので、電気代の面ではこまめに切らない方が良い場合もあります。こまめに電源を切るべきかどうかは、暖房器具の性質によって判断しましょう。
まとめ|こたつの電気代を節約しよう
こたつの電気代は、1ヶ月で1,458〜2,916円ほどかかります。他の暖房器具と比べても電気代は少ないので、電気代が高いエアコンや電気ストーブからこたつに切り替えることで、節約に繋がります。また、電気代を節約するためには、こたつの下に敷物を敷いたり、掛け布団を大きくしたりする工夫も重要です。
自宅で使っているこたつの電気代を把握し、使用する暖房器具を今一度見直してみてください。
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