二拠点生活とは?補助金は出る?メリット・デメリットや適した場所を解説
働き方や生き方が多様化する昨今、二拠点生活を実現する方も増えてきました。二拠点生活は実際にはどのような暮らしなのか、どんなメリットやデメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
本記事では、二拠点生活について詳しく解説するとともに、補助金や物件の選び方について解説します。これから二拠点生活も視野に入れている方は、ぜひ参考にしてみてください。
二拠点生活とはどんな暮らし?
二拠点生活とは、その名のとおり生活拠点を二か所持つ暮らしのことです。
これまでは、仕事の求人は都心部に集中しており、地方では仕事がない現状から否がおうでも人が都心に集まることが一般的でした。
その分地方が過疎化して農業や伝統工芸が成り立たなくなったり、都心の物価や家賃が上昇したりといった問題を抱えています。
ですが、ITの発達や働き方の多様化により、必ずしも都心部にこだわる必要がない人も増えてきました。
ただし、完全に地方に移住するにはいまだに仕事やコミュニケーションなどでさまざまな問題があります。
そこで生まれたのが、二拠点生活という考え方です。 二拠点生活なら、平日は都心で働き、休日や連休は地方や好きな場所でのんびり暮らすという生き方ができます。
一か所に縛られることなく、ライフワークバランスの取れた生き方が好まれる傾向にある昨今において、二拠点生活の需要は今後も伸びていくことが考えられます。
二拠点生活には補助金はある!制度を簡単に紹介
二拠点生活には、国が実施する補助金制度と各自治体が用意している補助金制度があります。
国が用意しているのは「地方創生移住支援事業」で、東京23区に住む人が東京圏外に移住して事業を始めることを支援する制度です。
最大で100万円が支給されますが、地方へ住民票を移す必要があります。
そのほか、各自治体は人口減少や空き家増加を阻止するためにさまざまな補助金を用意しています。
空き家バンクやリモートワーク支援、住宅購入支援などのサービスを利用して、賢く二拠点生活をスタートしましょう。
各補助金は自治体によって条件や金額が違うので、各役所に相談してみましょう。
二拠点生活のメリットとデメリット
二拠点生活をすることで得られるメリットを紹介します。自分のこれからの生き方を考えたとき、二拠点生活で得られるメリットが多いかどうかを考えてみてください。
●二拠点生活のメリット
①物価が安いエリアで暮らせる
二拠点生活をすると、物価が安いエリアで暮らせて生活費を抑えられるメリットがあります。
都心部では食品や日用品の物価が高いですが、地方を拠点として生活すれば日々の生活費を抑えられるでしょう。
また、地方は家賃が安いため、都心で住むより安い家賃で都心よりも広々とした物件を借りられる可能性もあります。
二拠点生活をしている方のなかには、都心で賃貸を契約し、地方で家を買って暮らしているケースもあります。
②新鮮な日々を満喫できる
二拠点生活は、新鮮な日々を満喫できるメリットもあります。 毎日同じ職場に出かけて同じ家に帰るだけの生活は、日々の仕事や生活のモチベーションの低下につながります。
帰るべき場所が二つあり、どちらの暮らしも満喫できれば、より刺激的な日々を送れるでしょう。
毎日にメリハリができ、仕事もプライベートも満喫できる充実した人生を歩むことが可能です。
③自由な働き方ができる
二拠点生活は、自由な働き方ができる点もメリットです。
従来は都心部の会社に通って働くスタイルが一般的でしたが、近年はITを利用したリモートワークも盛んになりつつあります。
また、地方では農業などの副業で収入を得たり食費を抑えたりすることも可能です。
海辺では、民宿を開く、ダイビングのコーチをするなどの生活もできるでしょう。
リモートワークで離れた場所から仕事をする、世界中の企業とやり取りをする、さらに地方ならではの仕事にもチャレンジするなど、自分の好きや得意を生かした柔軟な働き方ができます。
●二拠点生活のデメリット
二拠点生活にはさまざまな魅力もありますが、その分デメリットにも注意しておく必要があります。
事前に二拠点生活のデメリットを確認し、あとから後悔しないようによく考えましょう。
①二拠点の家賃や維持費がかかる
二拠点生活は、家賃や住宅の維持費がかかる点に注意が必要です。 都心部での家賃と同時に、地方での家賃もかかるため、倍近く固定費がかかる可能性があります。
これまでと予算をかえずに二拠点生活をするためには、現在の住まいからランクの低い物件に引っ越し、地方でも比較的安い物件を探さなければなりません。
また、家賃だけでなく光熱費や共益費、駐車場代などの出費がかかることも把握しておく必要があります。
②二拠点の交通費がかかる
二拠点生活は都心と地方の暮らしを満喫できますが、往復の交通費がかかることも理解しておきましょう。
二拠点間が離れていればいるほど、費用がかかってしまいます。
車や新幹線、飛行機など数万円単位で費用がかかる可能性もあるため、頻繁に往復することを考えているなら注意しましょう。
せっかく二拠点生活をスタートしたのに、往復の交通費が高すぎて行く機会が少なくなってしまったということがないように場所選びをしなければなりません。
③仕事が限られることもある
二拠点生活は自由な働き方ができる一方で、仕事の内容が限られる可能性もあります。
リモートワークの導入が進んでいるとはいえ、日本ではいまだに理解がない企業も多いです。
週五日間出社することが大前提の企業での就労は難しいでしょう。
また、接客や介護、医療など、対面してサービスを提供する仕事はリモートでは対応できず、職場に向かう必要があります。
仕事内容によっては気軽に二拠点生活ができません。
リモートワークができる仕事のスキルを身に着ける、週末の副業だけOKな仕事を見つけるなどの考えが必要です。
二拠点生活ではどこに住む?
を二拠点生活をするにはどこに住むかが重要です。
二拠点生活に適した場所を紹介するので、自分の理想とするライフスタイルに合わせた場所を考えましょう。
●実家
Uターンを希望している方なら、実家での二拠点生活がおすすめです。住み慣れた場所をもう一つの拠点とすることで、リラックスした時間を過ごせるでしょう。
実家なら家賃がかかりにくい点も、大きな魅力の一つです。両親が住んでいる場合は家賃の変わりに生活費などを入れるといいでしょう。
自分が実家を引き継いでいる場合は家賃はかかりませんが、定期的なメンテナンス費用やリフォーム費用がかかります。
月々貯金をしておくことで、万が一の出費も余裕をもって対応できるでしょう。
ご参考になるサイト:住宅設備協同組合
住宅設備協同組合はリフォーム・リノベーションの年間での施工実績は約500件近く、部分リフォームを含めると年間1000件以上に及びます。行政庁の認可法人として神奈川県地域では圧倒的多数の年間リフォーム実績が信頼のあかしでもあります。長年の付き合いにより、メーカーはもちろんのこと職人との信頼関係も構築しておりますので、お客様のヒアリング内容もしっかりと共有し、適正な価格のご提供が可能です。
●ホテル
ホテル住まいをして二拠点生活をする方法もあります。
地方のホテルであれば連泊しても安価で済み、家具や家電などを買いそろえる必要がありません。
また、地方での暮らしをメインにして都心で生活する際にホテルを利用する方法もあります。
ホテルは予約サイトや公式の会員になることでお得に宿泊できたり、部屋のグレードをアップできたりするので、賢く利用しましょう。
●キャンピングカー
キャンピングカーなら、より自由な二拠点生活を堪能できます。
キャンピングカーは移動できるだけでなく車内で眠ったり食事をしたりできるので、宿泊にかかる料金や家賃がかかりません。
その分ガソリン代や維持費がかかるため、家賃と比較してどちらがお得かよく考える必要があります。
また、キャンピングカーを購入する初期費用も必要なので、本当に長期間にわたってキャンピングカーでの二拠点生活が現実的かどうかを吟味することも忘れないようにしましょう。
●アパート
二拠点生活の定番、アパートを利用する方法もおすすめです。
アパートならいつでも解約でき、グレードを下げれば安い物件を見つけることも可能です。
たまにしか生活しないのであれば、風呂なし、駅から遠いなどの物件でも満足できるでしょう。
メインで生活するアパートは住みやすさにこだわり、第二拠点のグレードを抑えるなどの工夫をして、賢く二拠点生活を楽しみましょう。
● ゲストハウス
ゲストハウスで二拠点生活をする方法もあります。
ゲストハウスにはさまざまな人が暮らしているので、刺激的な出会い、生活を楽しめるでしょう。
海外からの観光客や労働者が多いゲストハウスなら、国際交流を楽しむことも可能です。
ただし、異文化の理解ができず生活しにくくなったり、金銭面でトラブルになったりする可能性もあるため、共同生活には注意が必要です。
●持ち家
持ち家を二拠点生活の場所とする方法もおすすめです。
都心部では高額な戸建ても、地方であれば手が届く範囲で購入できるでしょう。
土地選びや物件選びは大変ですが、苦労した分高い満足感も得られます。
若いころは都心での生活を中心にしっかり働き、年齢を重ねてから地方の持ち家でのんびり暮らすことも可能です。
持ち家は財産にもなるため、将来子どもに譲れる資産がほしい方にもおすすめです。
初めての二拠点生活におすすめの物件の選び方
初めて二拠点生活にチャレンジする際は物件選びが重要です。 後悔しないよう、自分の理想の二拠点生活を明確にしたうえで物件を探しましょう。
●憧れのライフスタイルが叶う
まずはその物件で自分の憧れのライフスタイルが叶うかどうかを考えてみましょう。
二拠点生活の醍醐味は、場所にとらわれず自分らしい生き方が叶う点です。
例えば、海の近くでサーフィンやダイビングを楽しみたい、広大な農地で農業に携わりたい、地元を観光名所として盛り上げたいなど、人それぞれにさまざまな理想があります。
自分の理想を明確にすれば、おのずとどのような物件を選ぶべきかが見えてくるでしょう。
●趣味を満喫できる
趣味を満喫できる場所を重視して物件を選ぶことも大切です。
せっかく物件を選んだのにどちらも似たような生活しかできない…ということがないように注意しましょう。
例えば、都心ではアクセスがいい分高額な家賃の物件に住み、地方では周囲に人がおらずのんびりできる安い物件を選ぶなどの方法があります。
騒音を気にせず楽器を演奏できる、ペットが自由に走り回れるなど、自分が大切にしたい趣味を考えて物件を選びましょう。
● 地元でのんびり暮らす
地元でのんびり暮らせるのも、二拠点生活の魅力です。住み慣れた地元で物件を探したり、実家を拠点にしたりすることが可能です。
地元であればどこに何があるか、治安はどうかなどを判断しやすく、物件選びに失敗しにくい点もメリットです。
地元のなかでもとくに好きなエリアを選び、物件を探してみましょう。
●往復に無理がない距離
往復に無理がない距離であることも、物件選びには重要です。
毎回新幹線や飛行機に乗らなければならない距離では、向かうのが億劫になってしまったり、交通費が高額になったりしてしまいます。
車で数十分など、現実的な場所を選びましょう。
東京でも、23区以外の田舎のほうに住むなどの方法があります。
隣県までにするなど、現実的なエリアを限定して物件選びを続けましょう。
●ランニングコストの目安
物件の維持にかかるランニングコストを考えておくことも大切です。 二拠点生活は、家賃だけでなく電気代や水道代、駐車場代など毎月の固定費が多数あります。
また、修繕費やリフォーム費用などがかかることもあるでしょう。
毎月の出費だけでなく万が一の出費にも対応できるよう、毎月賢く貯金をしておく必要があります。
貯金し続けながら二拠点生活をするにはコストをいくらまでに抑えるか考え、適切な物件を選びましょう。
二拠点生活で重宝するJackery Solar Generator
二拠点生活の費用を抑えるためには、毎月の電気代を抑えることがおすすめです。
Jackery Solar Generatorはポータブルソーラーパネルと、その電力を蓄電できるポータブル電源がセットになった製品です。
日中に太陽光を集めて作った電力をポータブル電源に蓄電すれば、夜間でも電源がない場所で電力を確保できます。
屋根に取り付けるのではなく、どこでも好きな場所で太陽光発電ができ、電気を使えるため、快適な二拠点生活を実現できます。
太陽光発電、電気の変換、さらに電力の供給がすべてまかなえる。
Jackery Solar Generatorのラインナップの特徴を、チェックしてみましょう。
Jackery Solar Generator 2000 Plus……大容量でほとんどの家電に対応。災害時の備えにも。キャスターと取っ手付きで持ち運びやすい。
Jackery Solar Generator 1000 Plus……電子レンジやホットプレートなどの家電に対応。10年使える長寿命バッテリーを搭載。
Jackery Solar Generator 300 Plus 100W……コンパクトで持ち運びに便利。予備のバッテリーとして活躍。
もっと見る
夢の二拠点生活をスタートさせよう
二拠点生活は、多様な生き方を実現できる近年注目のライフスタイルです。
自分がどんな生活をしたいか、何を実現したいかを明確にして、二拠点生活の計画を立てていきましょう。
二拠点生活の電力確保には、Jackeryのポータブル電源やポータブルソーラーパネルがおすすめです。
お得に購入できるセット商品もあるので、電力確保や災害時の備えに活用したい方はぜひチェックしてみてくださいね。
ご参考にあるサイト:ぴったりの町が見つかる2拠点・移住ライフ大学
2拠点・移住ライフ大学は、地方創生・関係人口の創出、移住や2拠点生活をしたい人に向けたポータルサイトです。
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