1.猫は寒がりと言われる理由
家猫として飼われている猫の先祖は、温暖な北アフリカ出身のリビア猫と言われています。また、完全に室内で飼育されていると、体温調節機能が弱るため、猫は寒がりになると考えられます。ただし、全ての猫が寒がりというわけではありません。運動量の多い猫や筋肉体質の猫は、比較的寒さに強いと言われています。
2.猫が寒がっている時のサインとは
猫が快適に過ごせる温度は、18〜28℃と言われています。生活環境にもよりますが、快適な温度を下回ると、猫は以下のような寒がっているサインを出すのが特徴です。
・毛を逆立てて体を膨らませる
・体をブルブル震わせる
・体を丸める
・水を飲まなくなる
・温かい毛布から離れない
3.留守番も安心!猫の寒さ対策3選
寒い季節、外出中に愛猫が寒さでつらい思いをしていないか心配になることはありませんか?猫は寒さに敏感な動物であり、留守番中の快適な環境づくりが大切です。留守番中にできる猫の寒さ対策を紹介します。
●日当たりの良い場所にベッドを置く
猫は日光浴が好きなので、日当たりの良い場所にベッドを置きましょう。日の当たる場所は時間によって異なるので、複数の場所にベッドを置いておくのがおすすめです。ただし、窓際に置くと冷気が直接当たって、体が冷える恐れがあるため、注意してください。
●猫用ケージの高い位置にベッドを置く
冷たい空気は下に溜まりやすいため、ケージ内でも高い位置にベッドを設置しましょう。高い場所を好む猫の習性にも合致しているため、安心感を与えると同時にストレスの軽減にもつながります。さらに、ベッドには保温効果のあるクッションや毛布を追加することで、冬の寒さをしっかりとカバーできるでしょう。
●エアコンと加湿器を併用する
留守番中は常にエアコンを稼働し、猫が快適に過ごせる温度を保ってください。冬は空気が乾燥しやすい上に、エアコンを稼働するとさらに乾燥するため、加湿器との併用も必須です。乾燥した環境は、猫に以下のような影響を与えます。
・皮膚が乾燥してフケが出る
・鼻や口の粘膜が傷付く
・ウイルスへの免疫力が低下する
・脱水によって腎臓に強い負担がかかる
4.猫の寒さ対策におすすめのグッズ5選
寒い季節、猫が快適に過ごせる環境を整えるためには、以下のグッズが必要です。猫だけでなく、人間の寒さ対策にもなるので、ぜひ揃えてみてください。
●湯たんぽ
お湯を入れるだけで暖房効果を発揮する湯たんぽは、猫の寒さ対策にぴったりのアイテムです。熱くなったらすぐに離れられるのもメリットと言えるでしょう。
ヒーターやエアコンと比べると、空気が乾燥しません。電気代もかからないので、コストを抑えて寒さ対策を行いたい方におすすめです。
●マットレス
マットレスは、床の冷たさから猫を守り、快適に過ごせる暖かいスペースを提供します。日当たりの良い場所やケージの中、高い位置に設置すると、猫はさらに温かく過ごせるでしょう。毛布やクッションと組み合わせると快適性が向上しておすすめです。
●エアコン
火事の危険がなく、部屋全体を温められるアイテムとして、エアコンが重宝します。設定温度は、20〜23℃くらいの自動運転にしておきましょう。
空気の乾燥に備えて、乾燥機の稼働や水飲み場の設置も欠かせません。留守番中に稼働する場合は、リモコンを触って設定温度が変わらないように対策してください。
●ホットカーペット
エアコンやヒーターだけでは温まりにくい床を温めるのには、ホットカーペットがおすすめです。人間用のホットカーペットは面積が広く、どこにいても暑さを感じてしまい、熱中症や脱水症状に繋がりかねません。一方で、ペット用のホットカーペットは面積が狭いため、猫自身で体温調節ができます。
●こたつ
猫は暗くて狭い場所が好きなので、こたつを本能的に好む可能性があります。こたつは猫の体全体を温められますが「低温火傷」「一酸化炭素中毒」「脱水症状」に注意が必要です。こたつ布団の一角を開けて、猫の通り道を作っておきましょう。
●ポータブル電源
冬の停電時やアウトドアなどで、猫の寒さ対策を万全にできるアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、コンセントが使えない状況でも電化製品に給電できる機器を指します。
猫との生活でポータブル電源が役立つ場面は、以下のとおりです。
・留守番中に停電が起きても、ホットカーペットに給電して寒さ対策が行える
・留守番中に自動給餌器を稼働し、餌がなくなる事態を防げる
・エアコンで空気が乾燥しても、猫用自動給水機で猫の脱水を防げる
・アウトドアでは、電気毛布で猫をくるんで寒さ対策が行える
猫の寒さ対策に使うポータブル電源は、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計なので、猫グッズが多くなるお出かけでも、気軽に持ち運べます。
耐久性と放熱性に優れた素材を採用し、BMSやNCM制御機能を搭載しているので、猫の留守番中に使用しても、火災や発火の心配がありません。UPS機能によって、万が一停電が起きても、暖房機器を使った猫の寒さ対策を維持できます。
5.猫の寒さ対策に必須!ポータブル電源3選
留守番やアウトドア、冬の災害時に猫の寒さ対策で活躍するポータブル電源のおすすめの機種は、以下のとおりです。
●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、容量256Wh、定格出力300WのJackery ポータブル電源 240 Newと出力100Wのソーラーパネルのセットです。世界累計50万台以上を販売した大ヒットモデル「240」が容量・定格出力ともにパワーアップしています。猫の留守番中に電気毛布やホットカーペットに給電したい方におすすめです。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セットは、容量632Wh、定格出力800WのJackery ポータブル電源 600 Plusと出力100Wのソーラーパネルのセットです。非常時と日常時の両方で価値があることを証明するフェーズフリー認証を取得しています。アウトドアや冬の車中泊など、外出先で猫の寒さ対策を万全にしたい方におすすめです。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、大容量1070Wh、定格出力1500Wのポータブル電源 1000 Newと出力100Wのソーラーパネルのセットです。60万人に選ばれた大人気1000モデルの後継器で、全体のサイズが約20%コンパクトになっています。エアコンや電気ストーブを駆使して、猫の留守番中の寒さ対策を万全にしたい方におすすめです。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、大容量2042Wh、定格出力2200Wのポータブル電源 2000 Newと出力200Wのソーラーパネルのセットです。40%の小型化と34%の軽量化を実現し、2000Whクラスでは最軽量を誇ります。災害による停電が長引いても、猫の寒さ対策を万全にしておきたい方におすすめです。
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6.猫の寒さ対策を行う際の注意点5選
猫のための寒さ対策は、全てが安全というわけではありません。過剰な暖房器具の使用や不適切なグッズの選択が、猫の健康を損ねる場合もあります。猫の寒さ対策を行う際の注意点は、以下のとおりです。
●注意点1|温かい部屋にトイレ・水飲み場を作る
猫が眠るベッドだけでなく、猫の健康に欠かせないトイレ・水飲み場も温かい部屋に設置しておきましょう。トイレや水飲み場が寒いと、猫は行くのを避けようとする恐れがあります。その結果、脱水症状や膀胱炎を引き起こす事態にもなりかねません。冬の間だけは、温かい部屋にもトイレ・水飲み場を増設するのがおすすめです。
●注意点2|涼しい場所も確保しておく
寒さ対策を万全にできたら、涼しい場所の確保も忘れてはいけません。暖房からの逃げ場がないと、脱水症状や火傷に繋がる恐れがあります。猫は快適な場所を探し歩くので、その時の状況に応じて、温かい場所と涼しい場所を使い分けるでしょう。部屋が狭くて、涼しい場所を確保できない場合は、空気の通り道を作るだけで問題ないです。
●注意点3|コンセントにカバーを付けておく
暖房機器を稼働する場合は、コンセントにカバーを付けておきましょう。猫は好奇心が旺盛なので、コンセントにイタズラする可能性があります。
電気が流れているコンセントに触れると感電する危険があるので、カバーを付けて噛まれないようにしてください。コンセントだけでなく、電源コードにもカバーを付けておくと安心です。
●注意点4|暖房が体に直接当たらないようにする
暖房は、猫の毛や皮膚に直接当たらないようにガードを設置しましょう。暖房が毛や皮膚に直接触れると、火傷の危険性があります。暖房の温度が低かったとしても、長時間触れていると低温火傷の危険があるため、注意が必要です。万が一猫が火傷すると、皮膚が赤く腫れてめくれる可能性もあります。
●注意点5|水飲み場を増設して乾燥を防ぐ
冬は空気が乾燥しやすくなるため、水飲み場を増設して乾燥を防ぎましょう。特にエアコンやガスファンヒーター、電気ストーブなどを使用すると、さらに空気の乾燥が酷くなります。
空気が乾燥すると、猫の脱水症状を引き起こしたり、免疫力が低下したりと危険です。猫がよく立ち入る場所に複数の水飲み場を設置し、水分補給を促してください。
7.猫の寒さ対策に関するよくある質問
最後に、猫の寒さ対策に関するよくある質問を紹介します。誤った寒さ対策を行うと、かえって猫を危険に晒す恐れもあるので、注意してください。
●猫が寒いと感じる温度は人間と違う?
猫が快適だと感じる温度は18〜26度と、人間とほとんど同じです。そのため、猫が寒いと感じる温度も人間とほとんど変わらないでしょう。
人間が寒いと感じた場合は、猫も寒いと感じている可能性が高いので、寒さ対策を行ってください。暖房機器を稼働すると空気がさらに乾燥するので、加湿器も併用しましょう。
●猫のための暖房機器で火災が起こる?
電気を使う暖房機器にも、火災の危険が潜んでいます。電源コードを猫が噛んで断線している状態で通電すると、発火しやすくなります。
埃が溜まった状態で稼働しても、火災に繋がる危険があるでしょう。電源コードにはカバーを付けて、暖房機器は定期的に掃除し、火災から猫を守ってください。
●100均で買える猫の寒さ対策グッズは?
価格の高い寒さ対策グッズを導入せずとも、100均のグッズだけで寒さ対策が可能です。100均で手に入る、猫のための寒さ対策グッズを紹介します。
・湯たんぽ
・アルミ断熱シート
・プチプチ
・隙間テープ
・ひざ掛け
湯たんぽは、お湯を入れるだけで簡単に暖房効果を発揮します。アルミ断熱シートはマットレスの下に敷くと、床から冷気が伝わりません。プチプチや隙間テープは、窓からの冷気を遮断するのに役立ちます。
●電源なしで猫の寒さ対策は?
電源を使わない猫の寒さ対策として、まずは日当たりが良くて高い場所にベッドを置きましょう。電気を使わなくとも、太陽の熱で十分猫を温められます。冷気は下に溜まりやすいので、高い場所に設置するようにしてください。
湯たんぽを置いておくと、猫は寒くなったら近づいてきて暖を取ります。温かくなったら自然と離れていくので、猫自身で体温調節が可能です。
まとめ
猫は寒さに弱いと言われているため、冬の寒さ対策が欠かせません。日当たりが良くて高い場所にベッドやトイレ、水飲み場を設置しておきましょう。ポータブル電源があれば、留守番中に停電が起きたとしても、暖房機器への給電を継続できます。
この記事で紹介した寒さ対策グッズを揃えて、猫を冬の寒さから守りましょう。
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