1.スマホの電池の減りが早くなる8つの原因
スマホの電池(バッテリー)切れが早くなる原因は以下の8つです。
・電池の寿命を超えている
・アプリを使い過ぎている
・画面を明るくし過ぎている
・省電力モードがオフになっている
・ウイルスに感染している
・過充電と過放電を繰り返している
・正規品以外のアダプターで充電している
・電波が弱い状態でスマホを使いすぎている
一つずつ確実に押さえていきましょう。
①電池の寿命を超えている
スマホの電池の平均寿命は2~3年ほどです。寿命を超えると電池の減りが早くなります。使う機会が少なければ4~5年は持ちますが、使用頻度が高い人はバッテリーが長く持ちません。
②アプリを使い過ぎている
以下のようなアプリの使い過ぎは、スマホのバッテリー寿命を縮める原因です。
・SNS
・カメラやビデオ
・動画・音楽・ゲームアプリ
・位置情報を常に知らせるナビアプリ
また、上記のアプリを頻繁に使うだけでなく、閉じずに放置していると電力消耗が激しくなります。
③画面を明るくし過ぎている
画面を明るくし過ぎると、スマホの電池の減りが早くなります。画面の明るさはバッテリーの消耗具合に直結するため、寿命を早める大きな原因の一つです。
④省電力モードがオフになっている
スマホの省電力モードがオフになっていると、電力消耗が大きくなります。例えば、iPhoneやiPadの省電力モードは、以下の機能を変更・制限して電力消耗を抑えます。
・5Gを無効にする
・画面を自動で暗くする
・メールの自動受信を停止する
・アプリやOSを自動でアップデートしなくなる
iPhone・iPadのバッテリーアイコンが黄色になっていれば、省電力モードは起動中です。省電力がオンになっているか設定で確認しましょう。
参考:Apple公式サイト「iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる」
⑤ウイルスに感染している
iPhoneやAndroidの電池の減りが急に早くなるのは、ウイルスに感染しているからかもしれません。ウイルス感染が起きると次のような異常が起きます。
・スマホが勝手に再起動する
・高額の架空請求メールが来る
・見たことがないアプリがある
・操作していないアプリが起動する
・データの使用量がいきなり増える
・「ウイルスに感染した」などの広告が出てくる
・スマホの操作が重くなる・操作を受け付けなくなる
ウイルスはさまざまな不具合を起こし、バッテリーに負担をかけます。「最近スマホの使い心地がよくないな?」と感じたら、メーカー公式のセキュリティソフトでウイルスチェックしましょう。
⑥過充電と過放電を繰り返している
スマホの過充電と過放電の繰り返しは、バッテリー寿命を縮めます。充電が100%の状態で充電し続けるとバッテリーに負担をかけ、逆に0%の状態で放置するのも負担が大きくなります。
とはいえ、現在のスマホは過充電と過放電を自動で抑えるバッテリー保護機能があるので、あまり心配はいらないでしょう。バッテリー保護機能に対応しているかは、「設定」の以下の項目で判別可能です。
・iPhone:「バッテリー充電の最適化」がある
・Xperia:「いたわり充電」がある
・Android・Galaxy:「バッテリーとデバイスケア」がある
古いスマホは上記の機能を持っていない場合があるので、調べてみましょう。
⑦正規品以外のアダプターで充電している
正規品以外のアダプターでの充電は、スマホの電池の減りを早める原因です。
スマホのバッテリーには過充電・過放電を抑える機能がありますが、非正規品で充電すると、保護装置が機能しなくなる恐れがあります。また、電池の寿命を早めるだけでなく、発火・爆発による火災を起こすリスクも。スマホを安全に使うためにも、正規品のアダプターで充電しましょう。
参考:経済産業省「「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意」
⑧電波が弱い状態でスマホを使いすぎている
スマホを電波が弱い状態で使うと、電池の消耗を早めます。より強い電波を探して電力の消費が激しくなるためです。とくにスマホのアイコンが「圏外」になると電力がより消費されやすくなります。圏外での使用が避けられない人は、データ通信をオフにして消耗を抑えましょう。
関連人気記事:気になるスマホのバッテリーの寿命。長持ちさせるコツもご紹介
2.スマホの電池の減りが早くなる前に実践!長持ちさせる対策9選

スマホを長持ちさせるには以下の対策がおすすめです。
・バッテリー残量を20~80%で維持する
・バッテリーを消耗しやすいアプリを消す
・バッテリーを消耗しにくい設定に変更する
・ポータブル電源とソーラーパネルを用意する
・ウイルス対策を実行する
・スマホの画面を暗くする
・高温・低温環境を避ける
・正規品のアダプターで充電する
・バッテリーを交換する
バッテリー交換には数千~1万円ほどかかります。出費を抑えたい人は、ぜひ対策を実践してみてください。
①バッテリー残量を20~80%で維持する
電池の寿命を延ばす方法として、バッテリー残量を20~80%で維持するのが理想的です。0%まで使い切ってからしばらく充電できないでいると、過放電で電池の寿命が縮まります。
なお、スマホには基本的に適度な充電量で留める機能があるので、過充電を気にする必要はありません。自宅や会社で充電器につないでおけば、平均的なバッテリー寿命を保てるでしょう。
②バッテリーを消耗しやすいアプリを消す
バッテリーの消耗が激しいアプリを消すと、スマホの電池を長持ちさせることができます。消耗しやすいアプリの例は以下のとおりです。
・高品質な動画アプリ
・グラフィックの質が高いゲームアプリ
・リアルタイムで位置情報を使用するアプリ
・バックグラウンドで常にデータを送受信するアプリ
※アプリの電力消耗は設定画面から確認可能
以上のアプリを消せば、スマホの電池の減りを抑えられます。とはいえ「仕事やゲームでスマホが手放せない!」という人もなかにはいるはず。アプリを消すのが無理な人は、バックグラウンドで稼働しないようにアプリを閉じておきましょう。
③バッテリーを消耗しにくい設定に変更する
バッテリー消耗を軽減するコツは、スマホの設定を最適化することです。具体的には、以下のように設定を変更すると電池の負担を抑えられます。
・Wi-Fiをオフにする
・Bluetoothをオフにする
・位置情報の自動取得機能をオフにする
・OSやアプリの自動更新を必要なものに限定する
スマホの電池の減りが早い人は、以上の項目を見直すのがおすすめです。
④ポータブル電源とソーラーパネルを用意する
バッテリー切れの過放電対策として、ポータブル電源とソーラーパネルが力を発揮します。ポータブル電源は持ち運び可能なバッテリー装置で、ソーラーパネルとあわせてミニサイズの太陽光発電システムとして使えます。
「バッテリー切れを避けるならモバイルバッテリーでいいんじゃ?」と思われるかもしれません。しかしポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも圧倒的な大容量が強み。例えば、当社の最小クラスのモデル「Jackeryのポータブル電源 240 New」でも、20,000mAhのモバイルバッテリーと比べて、スマホの充電回数は約2~3倍です。
・20,000mAhのモバイルバッテリー:4~5回
・Jackery ポータブル電源 240 New:約11回
バッテリー消耗が心配な長期間の旅行やアウトドアが趣味の人におすすめです。突然の地震や台風で帰宅が遅れても、バッテリー切れを避けやすくなります。
⑤ウイルス対策を実行する
ウイルス対策はスマホのバッテリー寿命延長に効果的です。ウイルスに感染するとスマホの電力消耗が増加するため、セキュリティ対策で感染を防がなければなりません。
また、ウイルスに感染してもセキュリティソフトでスキャンして駆除できます。覚えがないアプリやウイルス感染の警告が突然表示されても決して触らず、セキュリティソフトで駆除しましょう。
⑥スマホの画面を暗くする
日中の明るい時間帯や室内などで画面を暗くしておくと、電池の持ちがよくなります。時間帯で自動的に画面を暗くする機能を使えば、何度も操作する必要はありません。また、日の出・日の入りとともに画面の明るさを調整する機能もあるので、時間帯設定の手間を省きたい人はぜひ活用してください。
⑦高温・低温環境を避ける
スマホの電池の減りを抑えるためには、高温・低温環境での使用や保管は避けるべきです。例えば、iPhoneが性能を発揮できる気温は0~35℃が一般的で、保管の際も-20~45℃の環境が推奨されています。
参考:産業保安ポータルサイト さんぽのひろば「猛暑〜人もスマホも熱中症〜【注目の化学災害ニュース】RISCAD CloseUP」
極端な温度環境にスマホを放置すると最悪の場合、壊れるだけでなく発火・爆発のリスクがあります。特に車内への放置は絶対NGです。夏はエンジン停止から30分で車内温度が45℃に達します。
参考:JAF「[Q] 晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 夏編」
冷房をつけていてもスマホに直射日光が当たれば発熱します。できる限り日があたらない場所に置きましょう。
⑧正規品のアダプターで充電する
スマホを充電するアダプターは、正規品を使用するのが鉄則です。非正規品のアダプターは、スマホのバッテリーの過充電を引き起こしやすく、膨張・破裂・発火などのリスクがあります。
カバン内での事故ならともかく、衣類の胸ポケットでスマホが破裂すれば命の危機につながります。スマホを安全に長く使うためにも、正規品でのアダプター充電を心がけてください。
⑨バッテリーを交換する
ここまでの対策を実践しても電池の減りが早い場合は寿命が切れているので、バッテリーを交換しましょう。交換方法には以下の2種類があります。
・電池パックを購入して自力で交換する
・メーカーの公式サービスに交換を依頼する
電池の部品を取り外せるスマホなら、電池パックを購入して自力で交換可能です。ただし、バッテリー交換作業で部品が壊れるリスクがあるので、不安な人はメーカーの公式サービスや非正規の修理店を頼りましょう。
3.どこでもスマホの長時間充電が可能!Jackeryで電源確保
スマホのバッテリー切れ対策には、携帯可能なポータブル電源が役立ちます。なかでもおすすめなのが、ソーラー充電が対応できて、創立13年で500万台以上販売してきた当社Jackery(ジャクリ)のポータブル電源です。少人数から大人数まで対応できるラインナップから、特に持ち運びやすいソーラーパネルセットを2つ紹介します。
●Jackery Solar Generator 100 Plus 40 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery最小サイズのモデルで、大きさは文庫本2冊分ほどで重量約1kgの軽さが強みです。
バッテリーの主流であるリチウムイオン電池搭載機器は、容量が100Whを超えると飛行機への持ち込み制限の対象になるのが弱点。しかし「100 Plus」は99Whとギリギリの容量が設定されているため機内に持ち込みできます。飛行機を使う機会が多いビジネスマンや、空の旅行が好きな人におすすめです。
●Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル
リン酸鉄リチウムイオン電池により、毎日充電しても10年使える長寿命を誇ります。29Wのスマホを約11回充電可能で、他にも次のように家電を活用できます。
・5WのLEDライト:約21時間
・15Wの扇風機:約16時間
・55Wの電気毛布:約3.7時間
また、ソーラーパネルはタブレットサイズまで折り畳めるので、リュックにも簡単に入る大きさです。モバイルバッテリーではスマホの充電切れが不安な人は、携帯性に優れたJackeryのポータブル電源をお試しください。
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まとめ
この記事では、スマホの電池の減りが早い原因と対策を解説しました。スマホのバッテリー寿命は、気温やアプリの電力消耗、画面の明るさなどさまざまな要素に影響を受けます。
充電量を適度に留める機能があるため、基本的に充電し続けても悪影響はありません。ただし、充電のし忘れはバッテリーの負担につながります。仕事や旅行で充電しないケースが多い人は、ポータブル電源とソーラーパネルなどを活用してバッテリー切れを防ぎましょう。
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