バーベキューにはどのような道具や用品が必要?電気製品やポータブル電源を使うメリットをご紹介
家族と、また親しい人と楽しいひとときを過ごせるバーベキューは人気です。気持ちよく過ごすためには、十分な準備が欠かせません。とりわけ炭やガスで調理する場合は、火によるやけどや火災の原因とならないよう注意を払う必要があります。炭やガスの代わりにポータブル電源を使うことでやけどや火災のリスクを軽減でき、荷物も減らせます。バーベキュー会場には、何を用意すればよいのでしょうか。この記事ではバーベキューに必要な用品・道具や選ぶポイントを紹介したのち、電気製品やポータブル電源を使うメリットを紹介していきます。
バーベキューで使う道具と用品の選び方をご紹介!
・コンロまたはホットプレート
バーベキューをする際には、食品を内部まで加熱する熱源が必須です。コンロは、よく使われるバーベキュー用品・道具です。但しコンロを使わずに、ホットプレートで代用することもできます。
コンロの熱源は、以下の3種類に分かれます。
- ●炭
- ●ガス(カセットコンロや登山用品が代表的)
- ●電気
近年では電気を使ったコンロも販売されており、火の取扱いに気を配らなくてよいことが魅力です。
・耐熱性のある手袋
バーベキューに欠かせないコンロや鉄板、網(ロストル)、調理用具などは、高温になりがちです。うっかり素手で触ると、一瞬にしてやけどを負いかねません。
安全にバーベキューを行うためには革手袋やキャンプ用グローブなど、耐熱性のある手袋の使用が必須です。
・火の管理に関係する道具や用品
炭やガスを熱源とするコンロを使う場合は、燃料や火の管理を行う道具や用品も必要です。ここでは火をつけてから安全に消火するまでに必要な道具や用品を、3つに分けて解説します。
●燃料
コンロを使う場合は、燃料が必要です。あらかじめ用意しておきましょう。
特にガスの場合はカートリッジにより形状や成分が異なるため、価格だけで決めることは危険が伴います。コンロと同じメーカーが発売し、機器に適合するカートリッジを選びましょう。
●着火剤など火を起こす用品
コンロの燃料が炭の場合は、火を起こす用品も必要です。まず炭や薪の下に着火剤を置きましょう。着火剤にライターやマッチなどで火をつけ、燃料に火が移るようにします。「もっと簡単に火をつけたい」という方は、チャッカマンなどの点火棒を使う方法もあります。
●火を管理する道具
炭の場合は、火を管理する道具が必要です。炭を追加する場合は炭はさみを、火力を強めたい場合はうちわやふいご(火吹き棒)などを使いましょう。火災防止のため、火消しつぼやバケツがあると安心です。
一方でガスや電気のコンロは、本体のつまみで火力を調整できます。炭のように、さまざまな道具を用意する必要はありません。
・調理器具
バーベキューには、調理器具も必要です。鉄板があれば焼肉や炒め物、網があれば串に刺した食材を焼いて楽しめます。食中毒を防ぐため、専用のトングや箸を用意するとよいでしょう。現地で調理する場合は、包丁やナイフ、はさみ、缶切りなどを使う場合もあります。
もし煮物やスープを作る場合は、鍋などの調理器具も必要です。2~3人程度の場合は、クッカーも便利です。
・ポータブル電源
ポータブル電源は、バーベキューに不要と思われるかもしれません。しかしバーベキューの会場にケトルやたこ焼き器があると、便利に感じることでしょう。ポータブル電源があればこれらの家電も活用でき、温かい飲み物やたこ焼き、ベビーカステラづくりを楽しめます。
またポータブル電源があれば冷蔵庫を車に積めるため、食材を会場まで新鮮な状態で運べます。加えて、以下に挙げる便利さも見逃せません。
- ●スマートフォンやタブレットを充電できる
- ●暑い日はサーキュレーターで涼しく、寒い日は電気毛布で暖かく過ごせる
- ●ライト機能が搭載されているため、暗くなっても安心
関連人気記事:ポータブル電源でどんな家電が使えるのか?
・食器
食事を取る際に使う食器も、用意したい物に挙げられます。好みのものを用意すると、バーベキューが楽しくなるでしょう。
状況によっては、参加者に対して食器の持参を依頼しにくいケースもあります。この場合は使い捨ての箸や皿、スプーン、コップなどを用意することになるでしょう。
・食材や調味料
食材は、バーベキューの主役です。肉や野菜など、お好きな食材を選んでください。つけダレなど、調味料にもこだわるとおいしい食事になります。またドリンクを用意すると、バーベキューの楽しみが増えます。
・クーラーボックスや冷蔵庫
クーラーボックスや冷蔵庫は、バーベキューを支える製品です。都市部にお住まいの場合は、自宅からバーベキュー会場まで距離がある場合も少なくありません。
クーラーボックスは保冷剤や氷を中に入れることで食材を冷たい状態に保ち、新鮮な状態で会場まで運びます。またポータブル電源があれば車に積めるサイズの冷蔵庫を使えるため、長い移動でも安心です。
なお自宅でバーベキューをする場合や食材を現地調達できる場合、クーラーボックスや冷蔵庫はなくてもかまいません。
・椅子やテーブル、レジャーシート
快適に過ごすことも、バーベキューを楽しくする重要なポイントです。お気に入りの椅子やテーブルを持ち込み、リラックスしながら過ごしましょう。レジャーシートを敷き、のんびり過ごすこともおすすめです。
・虫よけ用品
蚊やハエなどの害虫は、バーベキューをするうえで悩みの種です。虫よけ用品も用意して、楽しいひとときを過ごしましょう。虫よけスプレーはよく使われる製品ですが、捕虫器などの家電も使えます。
・ウエットティッシュ
食中毒を防ぐうえで、清潔を保つことは重要です。一方で手を洗いたくても、近くに水道があるとは限りません。ウエットティッシュは、このような状況で役立ちます。食事前に手を拭くことで、汚れなどを取り除けます。
・後片付け用品
バーベキューの締めくくりとして、後片付けは大変重要です。あらかじめゴミ袋を用意しておきましょう。ゴミや食べ残しは1つ残らずゴミ袋に入れ、現地に残すようなことがあってはなりません。炭を使った場合、灰は炭スコップや炭シャベル、十能などを使って取り除きます。
汚してしまった場所は、キッチンペーパーやウエットティッシュなどを使って拭き取ります。来たときよりもきれいな状態を目指して、後片付けを進めましょう。
バーベキュー道具として電気製品を使う5つのメリット
●火災になりにくい
電気を使って加熱するメリットに、炎が出ないことが挙げられます。「使い終わったら電源をOFFにする」「コンロや鉄板に燃えやすいものを近づけない」ことを守っていれば、炎が上がる心配はないため安心して使えます。また虫よけスプレーも、自由に使えます。火災の原因になりにくいことは、大きなメリットの一つです。
炭やガスなど炎が出るコンロでは、このようにはいきません。衣類など燃えやすいものを近づけただけで、火がつくおそれがあります。また虫よけスプレーは火気厳禁のものも多く、火のそばで使うと引火しやけどをするおそれがあります。
●煙が出にくい
家電を使ったバーベキューは、煙の発生を抑えられることもメリットに挙げられます。炭や薪を燃料とする場合は、どうしても煙が出てしまうことは避けられません。一方で家電ならば、煙は食材を焼いた際に出るものに限られます。煙臭くならずに済むこと、近隣への影響を軽減できるメリットは見逃せません。
●やけどをするリスクを下げられる
やけどなどのけがをしにくいことも、家電を使うメリットの一つです。電気を使うコンロの近くに人がいても、家電や調理器具に触れない限りけがをする心配はありません。子どもがいる場合でも、安心して使えます。
炭やガスなど炎が出るコンロでは、このようにはいきません。うっかり手や体を近づけると、コンロに手を触れなくてもやけどをするかもしれません。小さい子どもの場合は大人が目を離したすきに興味本位で近づくおそれがあるため、特に注意が必要です。
●火の始末がいらないため後片付けが楽になる
炭を使った場合は、残った炭や灰の後始末をしなければなりません。このことを面倒と感じる方も、多いのではないでしょうか。
一方で家電のコンロやホットプレートならば、電源をOFFにしてコンセントから抜き、きれいに拭き取って洗うだけで済みます。後片付けが楽になることに、メリットを感じる方も多いでしょう
●準備するバーベキュー道具や用品の数を減らせる
炭を使ったコンロでは、以下のようにさまざまなバーベキュー道具や用品を用意しなければなりません。
- ・炭
- ・炭はさみ
- ・着火剤
- ・マッチやライター、点火棒など、火をつける用品
- ・うちわやふいご
- ・バケツや火消しつぼ
燃料にガスを使う場合は必要なものが減りますが、火災に備えて水を入れたバケツを用意する必要はあります。
一方で家電のコンロやホットプレートの場合、上記に示したものはいりません。代わりにポータブル電源が必要ですが、調理以外にもさまざまな機器に電源供給できることを考えると、家電を選ぶほうが多くのメリットを得られるといえるでしょう。
バーベキュー向けのポータブル電源を選ぶポイント
ポータブル電源をバーベキューに役立てるためには、出力の大きい製品を選ぶ必要があります。
バーベキューにポータブル電源を使う場合、コンロやホットプレートに十分な電力を供給できるかは重要なポイントです。多くの調理家電は1,200Wから1,300Wの電力を要求しますから、定格出力が1,500W以上のポータブル電源を選びましょう。
加えてスマートフォンやタブレット、扇風機など、USBをつないで動作できる機器も増えています。USBポートのあるポータブル電源ならば、これらの機器を直接つないで充電できるため便利です。
また家電のなかには、50Hz専用、60Hz専用のものもあります。可能であれば50Hz、60Hz両方使えるポータブル電源を選ぶと、使える機器の幅が広がります。
関連人気記事:「徹底解説」用途別のポータブル電源容量目安を紹介
バーベキューにおすすめのポータブル電源をご紹介
バーベキューで電気を使ったコンロやホットプレートを使いたい場合、おすすめするポータブル電源は以下の2つです。
- ●Jackeryポータブル電源 1500 Pro
- ●Jackeryポータブル電源 2000 Pro
機種ごとの特長と、おすすめする活用シーンを確認していきましょう。
製品名 |
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特長 |
定格出力が1800W、重量は17kg コンセントからの充電時間は最短で2時間 AC100Vの出力は50ヘルツ、60ヘルツとも対応 自然放電が少なく、80%の電池残量で472日間保管できる 保証期間は最長で5年間 |
定格出力が2200W、重量は19.5kg コンセントからの充電は最短で2時間 AC100Vの出力は50ヘルツ、60ヘルツとも対応 充電時の騒音が53dB以下 ライトを内蔵 保証期間は最長で5年間 |
おすすめする活用シーン |
20万円以内で購入したい ポータブル電源はコンロやホットプレートを中心に使いたい 春や秋にバーベキューを行う |
調理家電を積極的に活用したい 調理しながらさまざまな家電も同時に使いたい 夏や冬にバーベキューを行う |
製品ごとの機能を、以下にまとめました。
製品名 |
||
容量 |
1512Wh |
2160Wh |
定格出力 |
1800W |
2200W |
出力ポート |
AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツに対応) USB-A×2(Quick Charge3.0対応) USB-C×2 シガーソケット×1 |
AC100V×3(50ヘルツ、60ヘルツに対応) USB-A×2(Quick Charge3.0対応) USB-C×2 シガーソケット×1 |
充電方法 |
AC電源(2時間) シガーソケット(16.5時間) ソーラーパネル(別売り) |
AC電源(2時間) シガーソケット(24時間) ソーラーパネル(別売り) |
重量 |
17kg |
19.5kg |
ポータブル電源を使い安心してバーベキューを楽しもう
ポータブル電源と家電の組み合わせは炎が出ないため、バーベキューらしさに欠けると思う方もいるかもしれません。しかし着火する手間や火の後始末が不要で、用意する物も減らせることは魅力です。なによりもやけどをするリスクを減らせることは、大きなメリットといえるでしょう。小さい子どもがいる場合は、ポータブル電源の活用がおすすめです。
おいしい料理と楽しい時間は、どの方法を使っても変わりません。ポータブル電源と家電を活用してバーベキューを行い、安心して楽しめるひとときを過ごしましょう。
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