DIY工具のおすすめの選び方4選
初めてDIYに挑戦する方は、どのような基準で工具を選べば良いか悩むと思います。決して安い買い物ではないので、買った後に後悔がないようにしたいですよね。DIYで使用する工具のおすすめの選び方は、以下のとおりです。
使用目的を明確にする
必要になる工具は、DIYで作りたい物によって変わってきます。まずは、目的を明確にした上で、以下のどの作業が必要になるのかを特定しましょう。
作業 |
必要になる工具 |
測る |
コンベックス、さしがね、水平器 |
切る |
ジグソー、丸のこ、手引きのこぎり |
磨く |
電動ヤスリ、トリマー |
穴を開ける |
電動ドリルドライバー、インパクトドライバー |
固定する |
クランプ、タッカー |
例えば、木製のテーブルや椅子を作りたいのであれば、木材を切るためののこぎりや部品と部品を繋げる穴を開けるためのドライバーなどが必要です。
使える予算を決めておく
DIYの工具の価格は、ピンキリです。事前に使える予算を決めずに買っていくと、必要な工具を揃えきれない恐れもあります。全体の予算に収まるように、必要な工具に使える費用をそれぞれ割り出しましょう。
「費用が高い=良い工具」とは限りません。あなたの目的に合致した機能が揃っているのであれば、例え安かったとしても、良い工具と言えます。
重さとパワーのバランスを見極める
あなたが扱える工具の重さと、求めているパワーのバランスを見極める必要があります。一般的に、工具が重くなるほどパワーも大きいです。
作業を効率化するために大きなパワーが出せる工具を購入したとしても、重すぎて扱えなければ意味がありません。反対に、軽すぎる工具を選んでしまうと、その分人力が必要になり、かえって不便な想いをする可能性があります。
初心者向けの工具セットから揃える
何から揃えたらよいか分からないというDIY初心者の方は、必要な工具一式が入ったセットでの購入もおすすめです。入っている工具の組み合わせも商品によって異なるので、どのような物が作れるセットかに着目して、選んでみてください。
工具セットは、デザイン性も統一されている場合が多いです。また、持ち運びできるよう専用のケースに収納されて販売されているので、気軽に買ってすぐにDIYが始められます。
初心者必見!最初に揃えるべきDIY工具5選
DIYで汎用的に使える工具は、持っておいて損はないでしょう。初心者が最初に揃えるべきDIYの工具は、以下のとおりです。どれも初心者が扱いやすい工具ですので、安心して購入できます。
電動ドリルドライバー
木材や金属に穴を開け、ネジを閉めるために必要な工具が、電動ドリルドライバーです。先端部分を回転させる機能を備えています。電動ドリルドライバーの主なメリットは、以下のとおりです。
・ネジを締め付ける力の強さ(トルク)を調整できる
・ネジを締めるスピードを調整できる
あらかじめ設定しておいたトルクになると、自動で止まってくれるため、ネジを締めてねじきってしまう心配がいりません。
ジグソー
初心者におすすめの電動ノコギリが、ジグソーです。本体に設置された刃を上下に動かすことで、簡単に木材を切断できます。直線・曲線・斜面の切断が可能です。
ジグソーと比較されやすい電動ノコギリに「丸のこ」がありますが、丸のこは意図しない方向に本体が飛ばされるキックバックが起こる危険があるので、初心者はジグソーを使うのが良いでしょう。
クランプ
材料を挟んで作業台に固定する工具が、クランプです。材料を手で支えて、もう片方の手で切断作業を行うと、力が分散されてあらぬ方向に切ってしまったり、怪我に繋がったりする恐れがあります。また、接着作業で乾くまで固定できるのも、クランプの大きなメリットです。
クランプは、固定する材料や作業内容によって選ぶ種類が異なります。クランプの主な種類と特徴は、以下のとおりです。
クランプの種類 |
特徴 |
C型クランプ |
・強い力で締め付けられる ・口の開きの調整に時間がかかる |
F型クランプ |
・締め付けるまでの時間が短い ・L型やスライディングクランプとも呼ばれる |
クイックバークランプ |
・ハンドルとレバーのみで操作できる ・空いた手で材料を抑えられる |
コンベックス
メジャーの一種で、長さを測る目盛りが付いた金属製の工具が、コンベックスです。本体にはバネが搭載されているので、手を放すと自動的にテープが巻き戻ります。
コンベックスには、測定しているテープを維持できるロック機能が付いたタイプもあります。計測が多くなると指でテープを抑えているのが辛くなってくるので、ロック機能が付いたコンベックスは、初心者にもおすすめです。
電動ヤスリ
DIYでは、切った木材を研磨したり、既存の塗装を剥がしたりする作業が発生します。電動ヤスリは、電気の力で楽に研磨できる工具です。
手作業で研磨するとなると、多大な時間と労力がかかります。また、初心者の場合は、仕上がりにムラができることもあるでしょう。電動ヤスリを使うことで、作業時間を短縮し、作業負担を大幅に軽減できます。
中上級者向け!あると便利なDIY工具3選
DIYに慣れてきた中上級者になると、木材を細かく加工したり、壁や床といった家屋に手を加えたりすることもあるでしょう。DIY中上級者が持っていると便利な工具は、以下のとおりです。
水平器
水平・垂直・45°を測定できる工具が、水平器です。例えば、棚やテーブルをDIYで作る場合、取り付けた木材が床に対して水平でなければ、見た目や機能面に大きな支障が出てしまいます。家庭のDIYに最適な水平器は、以下の2種類です。
水平器の種類 |
特徴 |
気泡管水平器 |
・液体に入った気泡の位置で水平を測定する ・気泡が中央にきたら、水平がとれている ・安価で購入できる |
デジタル水平器 |
・傾斜角度を数値で表示する ・細かな角度調整が必要な場合に活躍する ・一定の角度になると音で通知してくれる |
下地チェッカー
壁に対してDIYを行う際に、壁裏の柱や配線などの金属を検知する工具が、下地チェッカーです。日本の住宅では、防音・防火のために石膏ボードが壁に使用されています。壁裏に柱がない場所にビスを打ち込んだとしても、石膏ボードだけでは保持できません。
下地チェッカーがあることで、壁裏に配線がなく、柱があるDIYに最適な位置を特定できます。細い針を壁に突き刺すタイプは、低価格で購入できるので、おすすめです。
トリマー
木材に面取りや溝切りを行いたい場合に使用する工具が、トリマーです。装飾をより細かく行えるので、デザイン性にこだわった作品が作れます。トリマーで行える作業は、以下のとおりです。
・面取り加工:木材の角に丸みを持たせる
・溝掘り加工:木材に組み立て用の溝を掘る
・円加工:円の形状に木材を切り取る
トリマーにはコンセントから給電するタイプと、コードレスタイプがあります。コードレスタイプはどこでも使用できますが、連続使用時間に制限があるので、注意が必要です。
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DIYを快適にする電動工具の3つの魅力
力をほとんど使わずに、楽にDIYが楽しめるのが、電動工具です。手工具は、すべて自分の力で作業をしなければならないため、DIY初心者や女性は大変に感じるかもしれません。DIYを快適にしてくれる電動工具の魅力は、以下のとおりです。
作業を効率化できる
電動工具は、重さと関係なく、強いパワーが出せます。そのため、少ない労力で早く作業が終わり、作業の効率化が可能です。電動工具を駆使することで、小物だけでなく、大型の物も製作できるようになるでしょう。
また、電動工具を使用することで余った時間は、デザインへのこだわりに充てられるので、DIYの楽しさをより実感できるのも魅力です。
DIY初心者や女性でも扱いやすい
電動工具と同程度のパワーが出せる手工具と比較すると、電動工具の方が重量が軽い場合が多いです。そのため、DIY初心者や女性でも扱いやすいのが特徴です。
特に強い力が必要な「切る」「削る」「穴を開ける」といった作業を電力に任せられるので、誰でも気軽にDIYを始められます。力が必要な作業ごとの主な電動工具の種類は、以下のとおりです。
作業 |
電動工具の種類 |
切る |
ジグソー、丸のこ |
磨く |
電動ヤスリ、電動サンダー、トリマー、ディスクグラインダー |
穴を開ける |
電動ドリルドライバー |
コンパクトで収納しやすい
電動工具は強いパワーを発揮できる上に、小型の商品も多く販売されています。本格的にDIYをやっていく場合、工具が多くなり、収納スペースを取りがちです。電動工具を揃えることで、必要な性能を維持しつつ、コンパクトに収納できます。
また、キャンプや車中泊といったアウトドアでDIYを取り入れたいと考えている方にとっても、コンパクトさと性能を兼ね備えた電動工具は最適な選択肢と言えるでしょう。
DIYの電動工具と併せて重宝するポータブル電源
電動工具の快適性をさらに向上してくれるアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を内部に溜め込み、場所を選ばずにどこでも電化製品や電動工具に給電できる機器を指します。
ポータブル電源はAC出力が可能なので、コンセントタイプの電動工具であったとしても、コンセント増設なしで庭やアウトドアでも使用できます。また、充電式タイプの場合は、ポータブル電源から常に電気を供給しておくことで、作業途中に充電切れになる心配もいりません。
これから長くDIYを楽しみたいという方には、Jackeryのポータブル電源がおすすめです。Jackeryは創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇り、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、長寿命を実現しています。
JackeryのDIY工具との併用に最適なおすすめの機種は、以下のとおりです。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
1264Whの大容量と2000Wの定格出力により、300Wの電動ドライバーを約4時間、450Wのジグソーを約2.5時間使用できます。
商品の特徴:
・AC出力やUSBによって、コンセントタイプと充電タイプの電動工具8台を同時に稼働できる
・ChargeShield技術により、DIYを始める前の1.7時間でフル充電できる
・リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、電動工具を使った場所に縛られない快適なDIYを10年以上楽しめる
・合計62個の保護システムと12重のBMS保護システムを搭載しているので、親子でDIYに挑戦する場合も安心して使用できる
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
2042Whの大容量と定格出力3000Wの高出力により、消費電力の高い1000Wの電動サンダーを約2時間も使用できます。
商品の特徴:
・計10台の電動工具に対して、同時に給電できる
・最大24kWhまで容量を拡張できるので、大規模なDIYやアウトドアでのDIYでも、電動工具を駆使して快適に製作できる
・ハンドルやキャスターで、コンパクトな電動工具と合わせて、持ち運びに困らない
・約30dB以下の静音設計により、DIYに集中できる
・365日経過しても10%程度の自然放電なので、DIYをしていない期間は、非常用電源として活躍する
DIY工具に関するよくある質問
これからDIYを本格的に始めようと考えている方は、工具の揃え方や収納の仕方についても気になるのではないでしょうか。DIY工具に関するよくある質問と回答を解説します。
DIY工具は購入とレンタルではどちらがよい?
これからDIYを趣味にしていきたいという方は、基本的な工具は購入するのがおすすめです。汎用的に使えるので、毎回のDIYで活躍してくれることでしょう。
一方で、値段が高い電動工具や中上級者向けの工具は、レンタルしてみるのも選択肢の一つです。実際にレンタルで試してみて、便利さを実感できれば、購入を検討するのも良いでしょう。レンタルの場合、数万円する工具も数百円で借りられます。
DIY工具のおすすめの収納方法は?
DIYにハマるとついつい工具を買い足してしまい、気付けば収納場所に困ることもあるでしょう。DIY工具のおすすめの収納方法は、以下のとおりです
・有孔ボードにかける
・すのこにかける
・工具用ワゴンに収納する
有孔ボードやすのこに工具をかけることで、自分好みに配置をカスタマイズできます。収集した工具が一面にかけてあるので、見ているだけでも楽しいです。DIYらしく、工具用のワゴンを自作するのも良いでしょう。
初心者がDIY工具を購入する際の優先順位は?
これから初めてDIYをやるという方は、まずは先述した「測る」「切る」「磨く」「穴を開ける」「固定する」工具を購入するのがおすすめです。小物や小さな家具を作るのであれば、困ることはありません。
ただし、より凝ったデザインを求めたり、家屋に対してDIYを行ったりする場合は、中上級者向きの工具も必要になります。
ご参考:【業界初】中古専門の工具通販サイト|アクトツールオンラインショップ
中古専門の工具通販サイト、アクトツール オンラインショップです。プロ用からDIYまで使える電動工具・エア工具などを幅広く扱っています。おすすめのインパクトドライバーや釘打ち機、コンプレッサー、発電機など販売実績国内最大級!
まとめ|目的に合ったDIYの工具を選ぼう
DIYの工具を選ぶ際は、何を作りたいのかといった目的と予算を明確にする必要があります。初心者の方は、作りたい物に合った工具セットを選ぶのもおすすめです。
電動工具は、力をほとんど使わずに快適なDIYを実現してくれます。ポータブル電源を使うと、どこでも電動工具が使えるので、DIYライフの幅が広がるでしょう。この記事で紹介した工具を参考に、ぜひDIYを楽しんでみてください。
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