エアコンの消費電力はどのくらいで電気代はいくら?安く済ませるコツも紹介
「普段あたりまえにエアコンを使っているけどどのくらい消費電力がかかっているの?電気代はいくら?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。エアコンは冷暖房器具の中でも消費電力が大きいのが特徴です。できれば節約したいと思っている方も多いでしょう。
そこで今回は畳数ごとのエアコンの消費電力や、消費電力を抑えて電気代を安くするコツをご紹介。ぜひこの記事を読んでエアコンをお得に使いましょう。
エアコンの消費電力は「期間消費電力量」を目安にしよう
エアコンの消費電力は「期間消費電力量」を目安に判断しましょう。温度設定や風量、現在の気温などの条件で大きく消費電力が変わるエアコンは、カタログや仕様書に記載の「消費電力」から電気代を判断できません。たとえばPanasonicのエアコンの仕様書にも、「110W~920W」のように幅のある記載がされています。そこで目安に使うエアコンの「期間消費電力量」について見ていきましょう。
●期間消費電力量は「1年間エアコンを使用した場合の消費電力の目安」
期間消費電力量(kWh)とは「1年間エアコンを使用した場合の消費電力の目安」のことです。住んでいる地域や気象の条件、実際の1日の使用時間によって変動はありますが、期間消費電力量を見れば「1年間でどの程度の電力を消費するか」が分かります。この値をもとに電気代を計算していきましょう。
●エアコンの電気代の目安の計算方法
エアコンの1年間の電気代の目安は、期間消費電力量に1kWhあたりの電気料金をかければ算出できます。とはいえ電気料金も月の使用電力量によって変動があるため、一般的には全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金目安単価を用いて算出します。電力料金目安単価は全国の電力料金を踏まえて設定された目安となる電気料金のことで、2023年11月現在は「31円/kWh」です。
たとえばあるエアコンの期間消費電力量が500kWhの場合、1年間の電気料金の目安は「500kWh×31円/kWh=15,500円」となります。これを踏まえて、畳数ごとのエアコンの消費電力や電気代の目安を見ていきましょう。
畳数ごとのエアコンの消費電力・電気代の目安まとめ
ここからはPanasonicが公開するデータを参考に、畳数ごとのエアコンの消費電力や電気代の目安を解説します。電気代の目安は、先ほど紹介した「電力料金目安単価(31円/kWh)」を用いて計算しているのでご了承ください。
●6畳エアコンの場合
6畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 586kWh |
電気代の目安 | 18,166円 |
最大で1,500W近い電力を消費するものの、平均すると冷暖房ともに消費電力は400W台に落ち着きます。とはいえ冬季・夏季は2,000円~3,000円/月の電気代がかかることが多く、意外にも家計を圧迫しているかもしれません。
●8畳エアコンの場合
8畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 676kWh |
電気代の目安 | 20,956円 |
8畳エアコンになると年間の電気代は2万円を超えてきます。複数台動かしている家庭では、電気代がかなり気になるでしょう。
●10畳エアコンの場合
10畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 746kWh |
電気代の目安 | 23,216円 |
10畳クラスになると、月のエアコン代だけで5,000円を超えてしまうこともあります。特に暖房に大きな電力を消費するので、使い方に注意したほうが良いでしょう。
●12畳エアコンの場合
12畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 1,032kWh |
電気代の目安 | 31,992円 |
12畳もの広い空間を暖めたり冷やしたりするとなると相当な電力を消費します。リビング1台だけでも高額な電気代がかかってしまうでしょう。
●14畳エアコンの場合
14畳エアコンの期間消費電力量と、電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 1,182kWh |
電気代の目安 | 36,642円 |
冬の暖房には平均1,200Wの電力を消費するので、1時間あたり37円ほどの電気代がかかっています。1日8時間つけっぱなしにすると約300円です。意識して節電しないと電気の利用明細を見て愕然としてしまうかもしれません。
●18畳エアコンの場合
18畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 1,500kWh |
電気代の目安 | 46,500円 |
18畳からは200V電源が必要なエアコンとなっています。期間消費電力量も大幅に上がり、目に見えて電気代が高くなるので注意が必要です。
●20畳エアコンの場合
20畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 1,891kWh |
電気代の目安 | 58,621円 |
20畳クラスエアコンの場合、暖房より冷房の消費電力が大きくなっています。電気代も顕著に高くなってくるのが分かるでしょう。
●23畳エアコンの場合
23畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 2,230kWh |
電気代の目安 | 69,130円 |
23畳クラスになると、ついに期間消費電力量が2,000kWhを超えました。夏季・冬季の月平均冷房・暖房費が1万円台になることもあるので要注意です。
●26畳エアコンの場合
26畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 2,655kWh |
電気代の目安 | 82,305円 |
このクラスだとピーク時の冷房・暖房費は1.5万円近くなります。オフィスなどに設置した場合は期間消費電力量よりもはるかに消費電力が大きくなることもあり、電気代の高さに驚いてしまうこともあるでしょう。
●29畳エアコンの場合
29畳エアコンの期間消費電力量と電気代の目安は下記のとおりです。
期間消費電力量 | 3,338kWh |
電気代の目安 | 103,478円 |
最強クラスにあたる29畳エアコンは、年間の電気代が100,000円を超えてきます。電気代が気になるなら、クラスを下げて他の暖房をプラスで使うのもひとつの手です。
エアコンの消費電力を抑えて電気代を安くする8つのコツ
エアコンは非常に多くの電力を消費する冷暖房器具です。エアコンの消費電力を抑えて電気代を安くする8つのコツを押さえておきましょう。
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・基本は「自動運転」で使う
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・窓ガラスに断熱シートを貼っておく
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・フィルター掃除を定期的に行う
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・夏はすだれなどの日よけを活用する
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・夏は35℃以下ならこまめに電源を切る
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・エアコンの室外機の吹き出し口をふさがない
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・サーキュレーターを併用する
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・冬はこたつ・電気毛布を併用する
それぞれのコツについて解説します。
●コツ①:基本は「自動運転」で使う
エアコンは基本的に「自動運転」で使うのがおすすめです。エアコンは急激に強い温風・冷風を出そうとすると、非常に大きな電力を消費してしまいます。自動運転ならエアコンが最高効率で風を出してくれるため、電力のロスがほとんどありません。暖まる・涼しくなるのが少し遅いデメリットはありますが、主に自動運転で使って電気代をセーブしましょう。
●コツ②:窓ガラスに断熱シートを貼っておく
窓ガラスに「断熱シート」を貼ると、効率的に部屋を暖めたり涼しくしたりできるのでぜひ実践しましょう。窓から夏は陽射しが、冬は冷気が入ってくるため、断熱シートを貼るだけで冷暖房の効率が良くなります。断熱シートはそれなりの値段がするので、用意できないなら100均の緩衝材(プチプチ)でもOKです。
●コツ③:フィルター掃除を定期的に行う
エアコンはフィルター掃除を定期的に行いましょう。Panasonicの実験では、1年間フィルターを掃除しないと25%の電力が無駄になると分かりました。フィルター掃除をすれば年間で1万円以上の電気代を節約できます。
参考:PRTIMES
フィルターは取り外しが可能なため、外して掃除機でホコリを吸ってから洗って干せばOK。面倒ではありますが、電気代の節約のためにぜひ行っておきましょう。
●コツ④:夏はすだれなどの日よけを活用する
夏はすだれなどの日よけを活用して、窓に直射日光が入らないようにしましょう。部屋がなかなか涼しくならない原因の多くは直射日光です。「コツ②:窓ガラスに断熱シートを貼っておく」とあわせてぜひ試してみてください。
●コツ⑤:夏は35℃以下ならこまめに電源を切る
夏は35℃以下ならこまめに電源を切るスタイルがおすすめです。Panasonicのシミュレーション結果によれば、30分の外出を1日2回行った場合、35℃以下ならこまめに電源を切ったほうが電気代が安くなりました。
引用:PRTIMES
ただし外出時間が30分より長い場合は、つけっぱなしの方が電気代は安く済む可能性が高いです。外気温と外出時間に応じて臨機応変に使いましょう。
●コツ⑥:エアコンの室外機の吹き出し口をふさがない
エアコンの室外機の吹き出し口をふさいではいけません。吹き出し口がふさがっていると、排出した熱い空気・冷たい空気を吸い戻してしまいます。冷暖房の効率が悪くなるだけでなく、故障のリスクも上がるので注意してください。
●コツ⑦:サーキュレーターを併用する
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に集まる性質があります。そこでサーキュレーターを使って空気を循環させれば、効率よく部屋を暖めたり涼しくしたりすることが可能です。夏・冬それぞれ下記の位置に設置してみてください。
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・夏:エアコンを背にした位置
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・冬:エアコンの対角線上
上記の位置にサーキュレーターを置けば、もっとも効率的に部屋の空気を循環させられます。サーキュレーターの設置とあわせてエアコンの風量や設定温度を下げ、電気代を大幅に削減しましょう。
●コツ⑧:冬はこたつ・電気毛布を併用する
冬にはこたつや電気毛布を併用するのがおすすめです。実はこたつは8時間使っても30円程度、電気毛布は3時間使っても5円程度しか電気代がかかりません。昼間~寝るまではこたつと設定温度を下げたエアコンで切り抜け、寝る時にはエアコンを切って電気毛布を使うのがおすすめです。上手く使えば、暖房費を半額以下に抑えられるでしょう。
エアコンと併用する機器の電気代はJackery Solar Generatorで0円に!
エアコンと併用するサーキュレーターやこたつ、電気毛布の電気代は「Jackery Solar Generator」を使えば0円にできます。Jackery Solar Generatorとは、大容量のポータブル電源と変換効率が業界トップクラスの折り畳みソーラーパネルを組み合わせた設置工事不要な太陽光発電システムです。家庭のコンセント同じ「AC100V電源」を搭載して大きな容量と高い出力を備えているのがポータブル電源の特徴です。Jackery Solar Generatorについて詳しく解説します。
●ソーラーパネルで充電すれば電気代は0円で済む!
ポータブル電源は、セットのソーラーパネルで太陽光充電が可能です。ソーラーパネルで発電した電力でサーキュレーターやこたつを動かせば、電気代は0円で済みます。もちろん、日が差している限り何度も繰り返して充電可能です。
たとえばこたつとサーキュレーターを8時間・電気毛布を3時間ほど動かした場合、想定される電気代は1日40~50円。月間1,500円ほどの電気代がポータブル電源によって削減されます。余った電力はもちろん他の家電に使ってもOKです。気になる冷暖房費をはじめとした電気代を大幅にセーブできます。
●持ち運んでどの部屋でも使える!
ポータブル電源は持ち運んでどの部屋でも使えるのがポイント。多くのモデルは取っ手やキャスターがついており、気軽に持ち運んでの使用を想定しています。スマホの充電や電子レンジの使用など、多岐にわたって活用可能です。
もちろん屋内だけでなく外にも持ち出せるため、キャンプや車中泊で扇風機を使って涼んだり、災害時に避難所で電気毛布を動かして暖を取ったりといった用途でも活用できます。「電気代を抑える」以外に、アウトドアや防災の面でも活躍するのは大きなメリットといえるでしょう。
●おすすめは「Jackery Solar Generator 2000 Plus」
おすすめのポータブル電源は、2,042Whの容量を誇るポータブル電源と200W出力のソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator 2000 Plus」です。ソーラーパネル1枚でも14時間ほどでフル充電が可能。もし2枚に増設すれば7時間、6枚ならわずか2時間でフル充電できます。電気代0円で何度も家電を動かすことが可能です。
定格出力が3,000Wと非常に高いため、直接エアコンをつないで冷暖房を使っても問題ありません。最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」搭載で、高出力で使い続けても10年以上の長寿命を実現しています。
さらにソーラーパネルが増設できるだけでなく、拡張バッテリーで最大12,000Whまで容量を増やして使うことも可能。本格的な太陽光発電設備を構築して、電気代を限りなく0円に近づけた生活も実現できます。ぜひ「Jackery Solar Generator 2000 Plus」を用意して、気になる電気代を抑えた生活を始めましょう。
製品名 | Jackery Solar Generator 2000 Plus |
容量 | 2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
まとめ
エアコンの電気代の目安は「期間消費電力量×電力料金目安単価(2023年11月現在は31円/kWh)」で計算できます。エアコンの消費電力が大きく電気代も高くつくため、この記事で紹介した8つのコツを押さえて電気代を削減しましょう。
また「ポータブル電源」と「ソーラーパネル」があれば、エアコンと併用する機器の電気代を0円に抑えることも可能です。ぜひおすすめの「Jackery Solar Generator 2000 Plus」を用意して、気になる電気代を安く抑えてみてください。
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