車中泊も安心!サブバッテリーシステムより手軽なポータブル電源で電力不足を解消
車中泊を計画する際に、電源をサブバッテリーに使用か、ポータブル電源に使用か迷ったことはないでしょうか?サブバッテリーにも良さがあり、ポータブル電源にしかできない役目もあります。そこで今回はサブバッテリーの基本知識から車中泊にどちらを採用すべきかまで幅広く紹介していきます。
車内電源の必需品!サブバッテリーとポータブル電源の違いとは?
ポータブル電源やサブバッテリーは旅行やアウトドア、日常使いから災害時にまで幅広いシーンで電力を供給してくれます。どちらも環境にも優しい電源なのでとても便利なアイテムとなっています。
しかしポータブル電源とサブバッテリーには明確な違いがある事をご存じでしょうか?しっかりとサブバッテリーとポータブル電源の違いを知ることで、「用途の違い」「充電能力の違い」「価格の違い」を理解することができます。
その結果、自身の必要なシーンにあった電源を選択できるようになります。そこでサブバッテリーとポータブル電源の違いについて詳しく紐解いていきましょう。
サブバッテリーシステムとポータブル電源の特徴について
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サブバッテリー |
ポータブル電源 |
接続ポイントの数 |
少なめ |
多め |
携帯性 |
携帯できない |
どこでも携帯できる |
充電速度 |
遅め |
早い |
価格 |
手頃な価格 |
高価(機種によって手頃な価格でも入手できる) |
サブバッテリーとポータブル電源の機能面での違いをリストアップしてみました。このようにみると両方とも携帯可能な充電デバイスでありながらも明確な違いが感じられるのではないでしょうか?
なんといってもサブバッテリーシステムの特徴は知識さえあれば安く組むことができる点です。
専門的な知識や経験が必要になるものの、DIYでサブバッテリーシステムを作りあげることができるので、比較的安価に電源を作る事ができます。一方でポータブル電源は少し高価ではあるものの、誰でもすぐにどこでも使える利便性の高さがポイントでしょう。
サブバッテリーシステムとポータブル電源の違い
ではさらに様々なカテゴリーでサブバッテリーとポータブル電源を紐解いていきます。
①接続ポイントの数
接続ポイントとはUSBポートやAC出力ポート、DC出力ポートのようなことを指します。通常サブバッテリーシステムから電源を取る場合はシガーソケットチャージャーやインバーターを利用します。
しかしシガーソケットチャージャーやインバーターの接続ポートは1つや2つのUSBポートやコンセントが一般的で、接続ポートの数が豊富ではありません。
一方でポータブル電源の接続ポートは数多く、接続できるポートの種類も豊富です。例えばJackery社のポータブル電源1000Proを見てみると、その豊富さが実感できます。
AC出力 |
3ポート |
シガーソケット |
1ポート |
USB-A(Quick Charge 3.0)出力 |
2ポート |
USB-C出力(PD100W) |
2ポート |
このようにポータブル電源はサブバッテリーシステムよりも接続ポイントの数が多くあります。
また、Quick Charge などの急速充電もできる点も魅力です。
②携帯性
サブバッテリーシステムは車の回路に直接接続して使用することができます。その反面、車のバッテリーと同様の大きさで、持ち運びには適していません。
一方でポータブル電源は携帯性に優れており、必要に応じては車の中でもアウトドアのシーンでも使用することができます。
例えばJackery社のポータブル電源1000Proを見てみると「携帯性」が実感できるでしょう。
Jackery社のポータブル電源は軽量コンパクトで使いやすいように作られています。握りやすい持ち手や市販の同クラスのポータブル電源よりも軽量化されており、重さは1000W容量で11㎏と女性でも持ち運びしやすくなっています
このようにサブバッテリーシステムよりもポータブル電源のほうが携帯性は高い傾向があります。
③充電速度
充電速度に目を配っても違いはあります。
一般的にはサブバッテリーの充電速度は遅く、ポータブル電源の充電は早いケースが多くあります。
その理由としてポータブル電源が「Quick Charge」や「USB PD」といった高速充電規格に対応していることがポイントです。
最新のQuick Chargeでは最大100Wまでの高出力充電が可能であり、わずか5分間の充電で50%以上の充電を実現します。
そのため充電速度ではポータブル電源が便利といえます。
➃価格
サブバッテリーシステムやポータブル電源の機能性やブランドによって一概には言えませんが、ポータブル電源の方がサブバッテリーよりも価格が高いケースが多いです。
これはポータブル電源の方が機能性や様々な機器に対応しているのが原因になります。
しかし有名ブランドはブランド力が加味され、サブバッテリーとポータブル電源両方ともより高価になります。
一方で一般メーカーやブランドがない企業の商品は共通してリーズナブルな価格帯で販売されるでしょう。
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サブバッテリーシステムとポータブル電源の使い方の違いとは?
サブバッテリーとポータブル電源はそれぞれ違う使い方があります。
例えばサブバッテリーシステムは車内で使用することが多く、車の電源にサブバッテリーシステムを接続し、デバイスを充電します。
一方でポータブル電源は場所に囚われることなく、ポータブル電源単体で複数のデバイスを同時給電することができます。
このように使える場所や使い方に特徴があるので、それぞれ抑えていきましょう。
●サブバッテリーシステムとポータブル電源の使える場所の違い
サブバッテリーシステムは車両のバッテリーから電力を供給することが多く、ポータブル電源はコンセントなどから充電した後に持ち運んで使用することができます。そのためサブバッテリーシステムは車内での使用が中心になってしまいます。
一方でポータブル電源は場所を選ばずに使うことができます。
例えば車中泊で車内以外での電源を必要としないケースではどちらも問題なく活躍してくれます。
しかし、オートキャンプや本格的なキャンプでは電源を移動させたいシーンも出てくることでしょう。そんな時はポータブル電源でないと使いこなすことができません。
●サブバッテリーシステムとポータブル電源の充電方法の違い
車に繋げるサブバッテリーシステムの場合、車から電力を供給するためこまめな充電は必要ありません。ただし、サブバッテリーシステムを使用していない期間が長いと放電しているため、起動して充電が必要です。
一方でポータブル電源は一般的なコンセント充電、そのほかに走行充電、ソーラーパネル充電があります。ソーラーパネルを搭載している商品は太陽光で充電することができますが、太陽光の充電速度は十分ではありません。ポータブル電源は使用する前に事前に充電しておくことをおすすめします。
例えばJackery社のポータブル電源1000Proを参考にすると、以下の時間が充電に必要になります。
コンセント充電 |
1.8時間 |
ソーラーパネル(200Wソーラーパネル4枚使用) |
最短1.8時間 |
走行充電 |
12時間 |
このように見ると、最速2時間ほどで1000Wが充電できるため、充電時間は気にするほど長いとは言えないでしょう。
●サブバッテリーシステムとポータブル電源の容量
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サブバッテリーシステム |
ポータブル電源 |
容量 |
50000mAh~200000mAh |
10000mAh~500000mAh |
サブバッテリーシステムとポータブル電源の出力や容量は製品によって異なります。
近年のポータル電源ではより高出力・高容量の商品が登場していますが、一般的にサブバッテリシステムーの容量は50000mAh~200000mAhの範囲が多く、ポータブル電源は数百mAhから数十万mAhにまで及びます。
ポータブル電源の容量は大きくなればなるほど重くなり、サイズも大きくなります。また、充電に必要な時間も長くなるので、適切な容量や使用目的を考慮しなくてはなりません。
例えば、Jackery社が販売しているproモデルのポータブル電源は高速充電機能が搭載されており、大容量でもわずか2時間ぐらいでフル充電できます。
充電機能と容量についても意識してみるとよいでしょう。
●サブバッテリーシステムとポータブル電源の出力
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サブバッテリーシステム |
ポータブル電源 |
出力 |
50W~300W |
USB 5V、AC 100V |
基本的にサブバッテリーシステムの出力はDC 12Vを通じて50W〜300Wの電力を供給してくれます。一部サブバッテリーシステムにはUSBポートやACコンセントに対応しているモデルもあるため、様々なデバイスに対応しています。
一方でポータブル電源はDC 5VのUSBポートや、AC 100Vのコンセントなどを通じて5W~2000Wの電力(機種によって2000W以上の出力もできます)を供給します。
スマホやパソコンの充電はUSBポートで十分ですが、さらに高出力な電気が必要な電子機器や家電はAC100V出力ポートで給電する必要があります。
●サブバッテリーシステムとポータブル電源の接続方法の違いとは?
サブバッテリーシステムを利用する際は車のバッテリーに並列して接続する必要があるため、いくつかの手順を踏む必要があります。
1.車のエンジンを停止させる
2.サブバッテリーシステムの正極(赤色)と負極(黒色)の端子を、車のバッテリーの同じ極性の端子に接続
3.サブバッテリーシステムの接続ケーブルを、車のバッテリーの接続端子にしっかりと固定
4.サブバッテリーシステムの電源スイッチを入れる
5.車のエンジンを始動
一方でポータブル電源の接続方法はとても簡単です。充電したいデバイスとポータブル電源をUSケーブルやACコンセントで繋げるだけです。
サブバッテリーとポータブル電源を安心して利用するための注意点
サブバッテリーシステムやポータブル電源について様々な違いを紐解きましたが、安心して使用するためには共通して留意するポイントがあります。
・取扱説明書をよく読み理解する
・容量と負荷量や使用時間を考慮して適切に使用
・適切なデバイスで充電を行う
以上3点の注意点を守ることが大切です。
さらに過充電や過放電を防ぐために過充電保護機能や過放電保護機能が備わっている商品を選択すると安心です。
次にサブバッテリーとポータブル電源の管理では以下の3に注目しましょう。
・充電中は高温の場所に置かない
・長時間使用しない場合、定期的な充電でメンテナンス
・水気や湿気の多い場所、高温低温での保管を控える
これらのポイントを抑えることでサブバッテリーとポータブル電源のアクシデントを防ぐことができます。
定期的に点検やメンテナンスを行いながら、安全な利用をしましょう。
サブバッテリーとポータブル電源のどちらが車中泊におすすめ?
一般的に車中泊という使用シーンではサブバッテリーシステムがより適しています。サブバッテリーシステムは車の伝送系統に接続され、車載機器や家電製品などのAC電源を提供します。そのためより大容量の電力が想定されています。
一方でポータブル電源は小型かつ軽量で、短期間の使用や外出先での充電に適しています。車中泊に搭載するような家電やデバイスを充電するためには容量不足や充電の必要性がネックになることがあります。しかし「充電」や「容量」問題を解決することができれば、ポータブル電源は車中泊シーンにおいて非常に活躍してくれます。
近年では大容量のポータブル電源が数多く販売されているので、大容量タイプのポータブル電源であれば車中泊におすすめです。
さらにポータブル電源はサブバッテリーシステムのように専門的な知識を必要としません。そのため誰でも簡単に使い始めれることも考えるとポータブル電源の方が車中泊に選ばれることが多くなっています。
車中泊やキャンプにおすすめのポータブル電源はjackery社
車中泊のシーンで電源に求められることは「充電」と「容量」になります。ソーラーパネルによる充電に対応していたり、車載機器や家電を充電できるほどの大容量を搭載しているポータブル電源であると、ポータブル電源は車中泊シーンで大活躍します。
そんな時におすすめがJackery社のポータブル電源です。Jackery(ジャクリ)は世界初となるアウドトア⽤ポータブル電源を発売、軽量化、⾼出力化で安全性と高品質を求めた製品を販売しています。車中泊に必要な性能をクリアしている商品が多いので、高速充電対応できるProモデル製品を2機種ぜ紹介するので、ひ検討してみてはいかがでしょうか?
●Jackery ポータブル電源 2000pro
Jackery ポータブル電源2000 Proは2160Whの超大容量と定格出力2200Wの高出力ポータブル電源です。
グループでの車中泊やキャンプの電源として利用できたり、長期間の電源として活躍します。
またこれほどのパワフルさにもかかわらず、19㎏と同性能の他社ポータブル電源より軽く、過充電や過放電を防ぐ安全機能が盛りだくさんです。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000pro |
容量 |
2160Wh |
定格出力 |
2200W/正弦波(最大瞬間出力:4400W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2.5時間 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackery ポータブル電源 1000 Pro
Jackery ポータブル電源 1000 Proは1000Wの高出力で、炊飯器、ドライヤー、電気ケトルなどの家電に給電できます。
また、USBはデュアルPD100W出力に対応しているため、ノートPCも急速充電できます。
そのため1泊ほどの軽い車中泊やバンライフにおすすめです。
また重さも11㎏と軽いので女性の方にも利用しやすいのではないでしょうか?
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1002Wh |
定格出力 |
1000W/正弦波(最大瞬間出力:2000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:1.8時間 |
保証期間 |
5年間 |
車中泊におすすめポータブル電源一覧
まとめ
さて今回はサブバッテリーシステムとポータブル電源の違いや車中泊におすすめのデバイスはどちらかについてひもときました。
近年は大容量かつ豊富な利用ができるポータブル電源が多く販売されているので、車中泊にはポータブル電源を利用することが多くなってきています。
ぜひ車中泊にポータブル電源を利用してみてはいかがでしょうか?